「昨日の地震の直後くらいに、レスキューの格好したおっさんが「大丈夫ですかー」って言いながらアパート内をウロウロしてたんだけど。
「大丈夫ですー」ってわしがドア開けて言ったら無言でどっか行ったのよ。
あれ火事場泥棒的なやつ…?」
石川県金沢市に住む、魔王サクセス電光Xさん(@gridmanomega)は、地震発生直後に自身に起こったとある体験について紹介。警戒するようX(旧Twitter)にて呼びかけました。
地震発生直後に怪しげな男性に遭遇…?
当時の状況について話を聞きました。
「大きな地震に軽くパニックになっていた時、外から『大丈夫ですかー大丈夫ですかー』と叫ぶ男性の声が聴こえてきました」
ドアを空けて見てみると、オレンジ色でレスキュー服にもみえる衣類に身を包んだ男性が、魔王サクセス電光Xさんが住むアパート内を歩いていたといいます。しかし、魔王サクセス電光Xさんが「大丈夫です」と応えたところ、男性は何も言わずにどこかに行ってしまったとのこと。
その時は「不動産会社の人が心配して来てくれたのか」と思ったという魔王サクセス電光Xさん。しかし、よくよく考えてみると、この日は元日で管理会社は正月休みであり、スタッフが見回りに来たと考えるのは不自然です。
翌日になって改めて、「明らかに怪しい。もしかして、火事場泥棒的なやつだったのでは…?」と思い至ったそうです。
このような体験をつづったポスト。リプ欄には、実に多くの方からの反響がありました。
「断定はできませんが警戒した方がよさそうです」
「阪神大震災の時も火事場泥棒は即日稼働してましたね」
「強姦とかも狙ってると思います」
「不気味な話ですね。本当にレスキューの方かもしれませんが」
「被害状況の確認かもしれませんが、無言は失礼ですね」
「安全のためには警戒心を持っておくのも大切です」
災害時を狙った窃盗や詐欺に要注意
火事や地震といった災害時に、不在となった民家や施設に侵入して金品を盗っていったり、被害を受けた人々などを騙して不正に利益を上げようとする火事場泥棒。
実際、先の阪神淡路大震災や東日本大震災の際にも、空き巣などの被害が多数報告されているといいます。
今回の震災に関しても、「病院のロッカーがバールのようなモノで荒らされていた」、「被災地の民家周辺を見知らぬ男がうろついていた」、「自宅の玄関の扉から、ガチャガチャと開けようとする音が聞こえた」という情報があります。
さらに、このような災害時には、“義援金詐欺”や不必要な住宅修理を強引に契約させたりする“悪徳商法”も起こり得るとして、消費者庁が注意喚起を行いました。
人の不幸につけこんだり、災害の混乱に乗じて利益をかすめ取ろうとする卑怯な手口。被害に遭わないために、各自が注意することが大切です。
魔王サクセス電光Xさんによると、今回の件について、実際に被害があったという話は今のところ聞いていないそう。例の男性が、本当に火事場泥棒であったかどうかは分かりません。
ですが、いつそんな輩が現れるか分かりません。怪しげな人を見かけたら、十分に注意する必要があるでしょう。
さらに、今回の地震に関して、魔王サクセス電光Xさんはこのようにも訴えます。
「(Xなどネット上でも)デマを飛ばしてる人や、インプレッション稼ぎをしている人なども湧いているので、人間の醜さ汚さのようなものを痛感しています。一人一人が節度と良識を持って行動してほしいです」
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「能登よりは被害は軽微でした。地震直後は新幹線やバスが止まるなど交通手段がなくなったり、食料がコンビニに並ばないなどありましたが、今は落ち着いてます」
魔王サクセス電光Xさんは、現地の状況についてこのように話されました(取材当時)。しかし、余震はいまだに続いており、安心はできない状況だといいます。
「油断せず災害に立ち向かっていきたいと思います」(魔王サクセス電光Xさん)
被災された方々に、一刻も早く平穏な日々が訪れることを願ってやみません。
■魔王サクセス電光XさんのX(旧Twitter)はこちら
→https://twitter.com/gridmanomega