「石川県に住んでる親戚が心配…」「友だちは無事なの？」と、能登半島地震で被災した親戚やお友達の無事を電話で確認したい、という方は全国にいらっしゃるでしょう。けれども、石川県の公式X（ツイッター）アカウントである『石川県「もっといしかわ」』（@motto_ishikawa）では、直接電話することは控え、「災害時伝言ダイヤル（171）」を利用してほしいと訴えています。
「災害時伝言ダイヤル（171）」とは？どうやって利用するの？
「災害時伝言ダイヤル（171）」とは、NTT東日本・NTT西日本が提供しているサービスで、安否等の情報を録音・再生できるボイスメールです。災害発生時の電話がつながりにくい状況を緩和するためのもので、今回の能登半島地震でも震災発生時から開設されています。自宅の電話番号や携帯電話等の番号をキーとして被災者側のメッセージの録音が可能で、その情報を被災地以外の人が再生して聞くこともできます。
「災害時伝言ダイヤル（171）」の使い方をNTT西日本が紹介しています。
【被災者側の伝言の録音方法】
①171をダイヤル
②録音を選ぶ
③被災地の方の電話番号を入力する
④メッセージの録音
自宅の電話番号を入力するときは、市外局番を忘れないようにしましょう。録音は30秒・20件までです。伝言登録数が20件を超えると、古い伝言に上書きして登録されます。名前や今いる場所、誰と一緒にいるか、ケガの有無などを録音されることがポイントです。
【伝言の再生方法】
①171をダイヤル
②再生を選ぶ
③被災地の方の電話番号を入力する
④メッセージの再生
非常用電力の枯渇で不通エリアが拡大する恐れも
被災された方からは、「電源が限られる中で電話がきて困っている」という声があるそうです。停電が続いている地域もあり、携帯電話の充電を心配されているようです。また、同アカウントは「行政機関への電話が災害対応の支障」になっているとも伝えています。
NTT西日本によると、一部の地域では通信サービスが止まっており、サービスが維持されているエリアも非常用電力が枯渇して不通エリアが拡大する恐れがあるとも報道されています。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルなど携帯電話大手4社も、七尾市、珠洲市、輪島市などで通話やデータ通信が利用できなかったり、利用しづらい状況が続いているといいます。
通信状況がひっ迫している状況を避けるためにも、災害時伝言ダイヤル（171）を活用するようにしましょう。また、WEBでの災害用伝言板（web171）を利用して、伝言の登録や確認をすることもできます。
また、携帯電話大手4社も、石川県で観測した地震の発生を受け「災害用伝言板」の提供を開始しています。
▽出典：石川県公式アカウント 石川県「もっといしかわ」
https://twitter.com/motto_ishikawa/status/1742401874144403665
▽NTT西日本災害用伝言ダイヤル（171）
https://www.ntt-west.co.jp/dengon/
▽NTT西日本 災害用伝言板（web171）
https://www.ntt-west.co.jp/dengon/web171/about_web171.html
