銭湯や温泉が恋しくなる季節ですが、コンタクトレンズをつけて生活している人にとっては、裸眼で慣れない場所での入浴は不安なもの。中央コンタクトの公式インスタグラムアカウント(chuocontact)では、「温泉や銭湯でコンタクトの使用は良い?ダメ?」という気になる疑問について投稿しています。
コンタクトをしたままの入浴は良い?
コンタクトをしたままの入浴について、同アカウントは「変形や雑菌の増殖など様々なリスクがあるため、レンズを装用したまま入浴することはおすすめできません」と伝えています。「様々なリスク」については以下のように説明しています。
▽レンズの変形
水に触れたレンズは、浸透圧を合わせようと水分量を調整し、その結果変形を起こしてしまうそう。一度変形したレンズは装用しづらく、目を傷つけてしまう恐れもあります。
▽雑菌
水道水には「アカントアメーバ」など、多くの目には見えない雑菌が含まれているとのこと。レンズを装用していない場合は雑菌を涙で流せますが、装用中は涙で流しづらいため雑菌が繁殖しやすくなります。
▽乾燥
コンタクトの水分が蒸発しやすい温泉・銭湯などのお風呂場では、目が乾燥してしまうようです。乾燥によって目にレンズが張りついて、外しにくくなります。無理に外そうとすると、目が傷ついてしまうため注意しなければなりません。
▽石鹸やシャンプーがレンズを傷つける
石鹸やシャンプーが目に入ることで、レンズが痛んで角膜を傷つける恐れがあるそうです。特に、ソフトコンタクトレンズはレンズ自体の使用ができなくなることも。
コンタクトをつけたまま入浴してしまった時の対処法は?
目やレンズのトラブルを防ぐためには、温泉や銭湯などの入浴シーンではコンタクトレンズを外すほうが良いことが分かりました。しかし「慣れない旅先の温泉でコンタクトを外すのが不安」「景色を見ながら入浴したい」などの理由で、つけたまま入浴してしまった時はどうすれば良いのでしょうか。
その場合は、「入浴後に新しいレンズに交換しましょう」と投稿内で呼びかけています。「トラブルを考えるとワンデータイプがおすすめ」とも述べています。定期交換タイプでどうしてもレンズ交換ができないケースでは、なるべく早くケアすることが大切なようです。
▽出典:中央コンタクト公式インスタグラム/温泉や銭湯でコンタクトレンズはOK?NG?
https://www.instagram.com/p/C0QRDm_Jd4u/