毛布かける順番、最も暖かいのはどれ?布団メーカー説明に「マジ?」「もっと早く知りたかった!」

伊藤 大介 伊藤 大介

羽毛布団と毛布をかける順番で暖かさが変わるー。布団メーカーが出した記事とイラストが「意外すぎる」と話題です。

布団メーカー「昭和西川」(東京)がホームページに載せた記事には、「羽毛ふとんは、体の上に直接掛け、毛布、または温かい素材の敷パッドなどを体の下に敷くのが、最も保温効果が高い」と毛布を体の下に敷くのが「最も暖かい」とおすすめしています。「下に敷くとは!」「もっと早く知りたかった」と驚きの声が上がった毛布のかけ方について、昭和西川の広報担当者に聞きました。

昭和西川の記事「羽毛ふとんを正しく使って快適に!」では、綿入り掛けふとんの場合、「体に触れる内側に毛布を掛け、その上(外側)に綿入り掛けふとんという順で掛けるのが一般的です」と「綿布団→毛布→体」の順番に掛けるオーソドックスな組み合わせを紹介する一方、羽毛布団になると「羽毛布団→毛布→体」では最も寒くなるとイラスト付きで示しています。「羽毛布団→体→毛布」が最も暖かくなる理由については、「体温が羽毛に伝わり、その熱を逃さないため、保温効果が高まる」と体と羽毛布団が直接触れることによる保温性の高まりと、底冷えを防ぐ毛布の役割を説いています。

記者も綿布団生活が長かったので、念願の羽毛布団の下に毛布を入れても体が温まらず、「寒い気がする…なぜ…」と底冷えに震えていました。

ー最も暖かい掛け方が「羽毛布団→体→毛布」というのは意外でした。

「『掛け布団→毛布→体』の順番が最も暖かいと思ってらっしゃる方は非常に多いと思います(私も入社前はそのように思っておりました)。羽毛は『天然のエアコン』と言われており、室温が低いとダウンボールが開き、そこにたくさんの空気を抱えていますので、その中に体温の熱を閉じ込め、保温性が高くなります。羽毛布団は直接体に触れることでより保温効果を感じていただけますが、綿は羽毛のような保温機能がないため、体に触れさせるのであれば、毛布の方がより温かく感じるのかもしれません。」

ー最も暖かい組み合わせが「羽毛布団→体→毛布」ということですが、「毛布→羽毛布団→体→毛布」はさらに暖かい組み合わせとなりますか?

「その組み合わせがベターです」

◇  ◇

布団メーカーが推奨する「羽毛布団→体→毛布」の組み合わせに、SNS上では「マジ?」「身体を挟むとは知らなかった!」「試してみようっと」と驚きの声が上がり、「今まで一番寒い重ね方でした…」「これを知ったのが40歳過ぎてから。もっと早く知りたかった…」などとこれまでの掛け方を悔いるリプライも寄せられました。

記者も体の下に毛布を敷いてから、ぬくぬく眠れるようになりました。それでも寒い日は、羽毛布団の上に毛布を掛けて寒い冬をお過ごしください。

昭和西川 記事「羽毛ふとんを正しく使って快適に!

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