盲目の犬が排水溝に落ちた!水道局は休日、消防は業務外、経年で動かない排水蓋、弱まる犬の鳴き声→XでSOS投稿、どうなった?

はやかわ かな はやかわ かな

12月の日曜日の昼前。「犬を飼っている近所の方が、愛犬が見当たらず探し回っている」と自身の母親から聞いた、しぐさん・猫とパン好きニャー(@sigmabi)。

騒ぎを聞きつけた近隣住民も捜索に参加しますが、飼い主さんが「鳴き声が聞こえた」という場所を探しても姿が見えません。現場の状況から、ワンちゃんは排水溝に落ち、そこから「雨水マンホール」の下まで進んでしまったと推察。しかし、配管がどこに繋がっているのか誰も知らず、途方に暮れていました。

しぐ母さんから「マンホール」の開け方を聞かれたしぐさんも、自宅での仕事を中断してワンちゃん捜索に参加。ネット検索で出てきた「警察経由で消防に連絡」という方法を、飼い主さんと近所の方に伝えます。

行方不明のワンちゃんは「盲目」

しかしこの日は「日曜日」。マンホールを管理する水道局の返答は、「休日で上長がおらず判断できない」。消防も「人命優先のため動けない」との返答。警察は「とりあえず現場に行くが何もできない」という返答だったそうです。

飼い主さんの知人で、「愛犬がマンホールに落ちたことがある」という方から、「ホースを突っ込んで押し込むような形で救助ができた」と聞き試したところ、ホースを差し込める場所から鳴き声が聞こえたマンホールまではホースの長さが足らず、失敗。しかもなんと、行方不明のワンちゃんは目が見えないのだそうです。

弱っていく犬の鳴き声…XにSOSを投稿

どうにか救出方法がないか、X(旧Twitter)にSOSを投稿したしぐさん。

「消防も警察も対応NG、担当が下水局なので連絡したが日曜なので誰もいず…。マンホールが開けられればまだなんとかなりそうなんですが、鍵がいるんですよね…」

こんな絶望的な投稿をしたタイミングで、警察官が現場に到着。さらに、休日にも関わらず市役所の道路課の方も到着し、マンホールの蓋を開けるための器具を取りに戻りますと、役所に向かってくれたそうです。

この時点ですでにワンちゃんがいなくなって2時間近くが経過。鳴き声はかなり弱々しく小さくなっていたそうです。消えかかる愛犬の命の灯火を前にして、飼い主さんがダメ元で消防に再度相談。すると、「出動要請が入ったらそこで即終了します」という条件で現場に来てくれることになったそうです

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