オオカミを祖先とする「犬」は、飼い主家族を「群れ」と認識し、自分もその一員だと考えているそうです。そのため、群れを構成する「家族」の様子や「群れ」の雰囲気を、犬たちはよく観察しています。
この日ダイニングで談笑をしていた、柴犬もも(@momonosekaiii)さん。ふとテーブルの向こうを見ると、愛犬がニッコニコの笑顔で談笑に参加していました。
家族の幸せが、犬の幸せ!
「内容は全くわかってないけど家族の談笑に交ざってくる犬」
そんなつぶやきと共に柴犬ももさんがX(旧Twitter)に投稿したのは、家族の楽しい団らんにちゃっかり参加している、5歳になる柴犬の女の子、ももちゃんの満面の笑顔。思わずこちらも笑顔になるももちゃんの可愛い表情を絶賛するコメントがたくさん寄せられました。
「お話、混ざりたいもんね」
「犬って言葉わかってる気がします」
「だって、立派な家族の一員でしょ?って、顔してる」
「家族の幸せが、犬の幸せ」
海外の研究によると、犬は人間が発する言葉を平均で89単語まで理解し、飼い主が発する言葉のニュアンスやイントネーションから、本気かどうかも判断しているそうです。
そんな「犬」の察知する能力の高さを垣間見る、ニコニコで「談笑」に参加していたももちゃんについて、飼い主さんにお話を聞きました。
家族をいつも笑わせてくれる
ーーももちゃんの笑顔から楽しい雰囲気が伝わってきますね。この時どんなお話を…?
「中学生の娘と恋バナをしていました。とても面白い話になり、笑っていたタイミングでテーブルの下にいたももが顔を出してきました。ももまで大笑いしているような表情をしたので、可愛くて思わず写真を撮ってしまいました」
ーーももちゃんもガールズトークに参加したかったんでしょうか(笑)。
「実を言うとももはこの時、直前まで主人とお散歩に行っていたんです。そのため、息が上がっていたのか大きく口で呼吸をしていて、それだけで笑っているように見えたのですが、その表情とタイミングがしっかりと合っていて、私も娘もももの大爆笑姿を見て、また笑ってしまいました(笑)。いつも家族を笑わせてくれるももには感謝しています」
ガールズトークよりも「おやつ」
ーーももちゃんは結構「言葉」を理解している感じですか?
「ももには比較的たくさんの言葉が通じていると思います。『散歩』『ごはん』『おやつ』はもちろんですが、『お風呂入ってくる!』とかも反応しますし、明日の予定を決めている内容で大好きな『公園』に行けることなどもわかっています。苦手な『爪切り』などと言った日には、寝ていても起きます(笑)」
ーーももちゃんは撮影後もしばらく談笑に参加していたのですか?
「はい。でも散歩から帰宅後恒例のおやつタイムになると、私たちの会話はどうでもよくなったのか、急いでおやつをもらいに行ってしまいました」
◇ ◇
大好きなお散歩帰りでテンションも高く、楽しそうな雰囲気につられて、笑顔で会話に参加しているみたいになっていた、ももちゃん。さすがに話の内容はわからないはず……と思いきや、ご家族の会話に苦手な単語「爪切り」や「お風呂」が登場した際は、ちゃっかり聞こえないふりや寝たふりをすることもあるそうです。