日本酒のラベルを綺麗にはがす方法が話題に→動画制作のきっかけは「エヴァンゲリオン」とのコラボ商品…詳しい話を聞いた

山本 明 山本 明

 日本酒の瓶からラベルをはがすテクニックをわずか1分ちょっとにまとめた動画が「X」で注目を集めました。簡単かつ綺麗にはがすやり方に感謝の声はもちろん「もっと早く知りたかった」「やってみます」などの声が上がっています。

 「日本酒のラベル、保存したいですよね…?
でもうまく剥がれずに破れてしまったらどうしよう…怖くて剥がせない…
そんなあなたに朗報!この方法なら多くのラベルが簡単に剥がれます!挑戦してみてね!!」

 こんなメッセージと共にこの動画をポストしたのは「日の丸醸造株式会社」(秋田県横手市)の公式Xアカウント「秋田『まんさくの花』醸造元 日の丸醸造株式会社」(@mansakusake)です。

 話題になった動画には同社の商品を水に浸し、ラップで瓶を巻いて一時間おいた後、ラベルを端からゆっくりはがしていく様子が分かりやすくまとめられています。

「糊とかタックラベル関係なしに使える手法ですか?」という質問に

「糊も含めて、一般的な接着剤なら大丈夫です。
この動画で剥がしているのは『耐水和紙』『タックシール』の組み合わせで、弊社の中で一番剥がしにくいラベルです」

と答える同社の担当者に詳しい話をお聞きしました。

「エヴァンゲリオンとのコラボ商品」発売の際、ラベルのはがし方を聞かれた

――この動画を作成、投稿しようと思ったきっかけは?

7月に地元増田町のまんが美術館で行われたエヴァンゲリオン大博覧会で弊社もエヴァンゲリオンとのコラボ商品を発売させていただくことになり、その際複数のお客様からラベルの剥がし方などを聞かれたので、やはり貴重なお酒はラベルを剥がして保存したいんだな、と感じていました。

「エビ中」とのコラボ商品発売に向け、動画作成を思い立つ

――ファンの方がラベルを綺麗にはがしたい、と。

そして、11月11日に私立恵比寿中学とのコラボ商品の発売をすることになりましたので、動画を投稿しようと思い立ち、直前になって大慌てで撮影し、発売2日前の9日に動画を投稿しました。

――リプライで「このラベル、うちで一番剥がしにくいです」とおっしゃっていました。あえて一番はがしにくいものを選ばれたのですか?

エビ中とのコラボラベルが同じ素材だったので、そういったこともあってこのラベルを使用しました。また、エビ中のラベルがユポ素材(剥がしやすいビニール素材)だったら動画投稿まで至らなったかもしれませんね。

さらに上手にはがすためのアドバイスも

――また「熱も大事なポイントですよね。動画の水の文字をぬるま湯にすればよかったとちょっと後悔…」ともリプライでおっしゃっていました。

おそらく一番難しいのが耐水ではない普通の和紙が、シール加工されているパターンです。これは本動画の投稿に加えてお湯を中に入れたりして接着面をよく温めて粘着力を弱める工夫が必要です。

――動画が360万回以上再生されています。大きく拡散しました。

動画編集をやった経験がないので、簡単な動画ですが作るのに3時間くらいかかってしまいました。ここまで拡散されるならもう少し編集頑張ればよかったですかね。でもそれだと拡散していないんでしょうね(笑)。

弊社がSNSを運用しているのは、自社の宣伝はもちろんですが、一人でも多くの方に日本酒の魅力を知ってほしい気持ちが強いです。ですので、Twitter(X)では商品の宣伝があまりないかもしれません…(笑)。

「ちょっと飲んでみようかな?」と、普段日本酒を飲まない人にも思ってもらえたら

 さらに投稿への反響について「普段の生活で日本酒を目にする機会ってそんなに多くないと思うんですね。なので、こういう何気ない投稿が拡散されて日本酒を目にすることで、普段日本酒を飲まない人が『ちょっと飲んでみようかな?』と思ってくださるとうれしいです」と話す同担当者。

 また投稿が話題になり、社員の方々の反応については「社内でTwitter(X)をやっている人が一定数いるので(アカウントは知りませんよ)、バズると(過去にも何回かバズったことがあります)、すぐ『なんかバズってますね』って話題になりますね(笑)」(同担当者)と話しています。

【日の丸醸造株式会社】
1689(元禄2)年創業。令和5年現在334周年を迎える、こだわりの契約栽培米を中心にお酒を製造する老舗の蔵元。「日本酒を通じて愉しさを届ける」ことを目標に季節限定品やコラボレーション商品も積極的に製造・販売している。購入時には無料で酒蔵を見学し試飲することが可能。本社所在地は、秋田県横手市増田町増田字七日町114番地の2、TEL(0182-45-2005)

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