ネットニュースなどで最近見かける「若者のLINE離れ」。以前、SNSでも若い世代にとって、LINEは年上の人とのコミュニケーションツールという話が話題となり、連絡先を聞かれた際はLINEではなくInstagram(以下、インスタ)を教え、DM(ダイレクトメッセージ)機能で連絡を取り合うという説があがっていました。
そんな若者のLINE事情について、ある漫画がX(旧Twitter)で大きな話題を呼んでいます。投稿したのは、漫画家・楠 あやと(@Kusunoki_Ayato)さんです。
ある日、知り合いの女性とお茶を楽しんでいた楠さん。相手の女性は20歳、30代の楠さんは世代が下であるその女性に「そういえば、LINE使わないって本当?」と尋ねます。それに対し、女性は「若い子がLINEを使わないって、ウソですから!」と否定し、「インスタも使ってますけど、仲良い子はLINEですね」と続けました。
女性の説明によると、インスタのアプリでは5個のアカウントでログインでき、学校用・推し活用・趣味用…など用途別にアカウントを作成。リアルでの繋がりがある人は鍵のついたプライベートなアカウント、趣味のSNSで繋がった人は趣味の写真だけをあげる公開アカウント、など使い分けているといいます。
LINEも使っているものの、交換する相手を見定めることもあるようで、あまり仲良くない目上・年上の人などから連絡先を聞かれた場合は、5つあるインスタアカウントのうち更新頻度の低いものを連絡先として教えているそう。教えられた相手は「イマドキの若い子はLINEじゃなく、インスタなんだな」と認識し、勘違いが生まれているのでは?という内容でした。
投稿者の楠さんは、同世代の男性から「(若い世代はLINEを)使わない”らしい”」と聞いたことがあり、その真偽が気になっていたそう。実際にその世代の女性から話を聞いた楠さんは、「わたしは普段、ChatWorkやDiscordなどが連絡手段ですが、若い子はそれがインスタなんだと納得しました」と語ります。
漫画には3.1万ものいいねがつき、「コメントや引用RTで学生の子などから『実際これ!』など多く寄せられ、やっぱりそうなんだな〜と実感しました」と楠さん。
投稿のコメント欄には、「電話番号やLINEと違って、最悪アカウントを削除すればいいから楽だし合理的」「LINEは信用できる相手にしか教えないって若い子が言ってた。人によって名前やアイコン隠すとかできないもんね」「めちゃくちゃ分かる。自分もこうやって使い分けてる」と納得、共感の声が多くあがっています。
楠 あやとさんXアカウント:https://twitter.com/Kusunoki_Ayato