ワンちゃんや猫ちゃんの多くは、動物病院が苦手です。忙しい朝、遊びに誘った家族みんなにフラれたしょんぼり姿でも話題になった、5歳になる柴犬の女の子、ももちゃんもやはり病院が苦手。病院の駐車場に到着した時点で震えてしまうそうです。
この日、年に一度の犬の「狂犬病の予防接種」で動物病院を訪れたももちゃん。待合室に入った途端、ももちゃんはある事実に絶望してしまいます…。
「動物病院の自動ドアが、逃走できないタッチ式だったことを知った犬」
そうつぶやき、飼い主の柴犬もも(@momonosekaiii)さんがX(旧Twitter)に投稿したのは、病院のタッチセンサー式自動ドア(二重)の前で呆然と立ち尽くす、ももちゃんの哀愁漂う後ろ姿…。
さらに自動ドアのガラスをよく見ると、ドアが開かない事実に呆然としているような、ももちゃんの寂しげな表情が映り込んでいます…。悲しげなももちゃんの後ろ姿と虚無顔に、同情の声が寄せられました。
ガラスに映り込む「虚無顔」
「逃げ...られ..ない...」
「逃げられないね」
「ガラスに反射した虚無な表情見たら、申し訳ないけど笑っちゃったよ」
「なるほど、動物病院も色々対策をされている訳ですね(笑)」
「おばちゃんが開けてあげる」
愉快なコメントの数々に、「頑張って帰ろうとしたけどドア開かなかった…です」「開けないで~瞬間に走ってくから~」と、楽しい返答をしていた飼い主さん。絶望していたももちゃんはこの後どうなったのか?お話を聞きました。
「あ、開かない…」
ーーももちゃん、残念でしたね(笑)。
「ももは病院の待合室に入ると震えるので、呼びベルを貸していただき、順番が近づくまで自動車内で待つことにしています。ベルが鳴り、受け付けを終えて待合室のソファーに座ろうとしたところ、ももは外へ出たかったようで、自動ドアの前まで歩いて行きました。しかし自動ドアがタッチ式だったため、ももには開けることができず…」
ーーしかも自動ドアのガラスにももちゃんの絶望顔が!
「実はこの表情に気づいたのは撮影後なんです!何気なく後ろ姿を撮ったのですが、後で写真を見てみるとあの表情が写り込んでいて、『あ、開かない…』という、ももの心の声が聞こえたような気がしました」
ーー自動ドアのタッチ部分は、ももちゃんが立ち上がっても届かないそうですね。もしドアが開いてしまったら…?
「ドアが開いたらすぐ、外に出てしまうと思います…」
ーー診察中のももちゃんはどんな様子でしたか?
「診察台に乗ると、クーンと高い声を出しながら怖がっていました。無事に診察と注射が終わると、すぐさま帰って行きました(笑)」
◇ ◇
帰宅後は注射を頑張ったごほうびをもらえたという、ももちゃん。
「病院を頑張った時のごほうびはいつも決まっていて、院内で販売しているおやつを買って帰ります。この日はささみジャーキーを買いました。自宅に戻った後、美味しそうに食べていました」(柴犬ももさん)
動物病院からの逃走には失敗したけど、美味しいごほうびをもらえてよかったね、ももちゃん。