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「おっさんたちの甲子園」爆誕!「ファミスタ」全国大会、12月に京都で開催 主催するのは「36年無敗」の51歳大学院生

京都新聞社 京都新聞社

 ファミコン世代のオリンピックにしたい-。任天堂の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」の名作野球ソフト「ファミスタ」の腕前を競う全国大会が12月10日、京都市上京区の同志社大烏丸キャンパスで開かれる。「ファミスタは36年間無敵」と自負する51歳の同志社大の大学院生が自ら企画し、ゲーム機やソフトの調達、PRなど手作りで大会準備を進めている。

 ファミスタは、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)が1986年に発売した「プロ野球ファミリースタジアム」の略称。実在のプロ球団をモデルにしたチームや選手が登場し、選手ごとに打力や走力が異なるなど、当時としては画期的なシステムで人気を集めた。任天堂が7月に開設したファミコン発売40周年記念特設サイトのスポーツゲーム人気投票でも1位に輝いている。

 全国大会を企画したのはNPO法人「夢検定協会」代表理事で同志社大大学院に通う琵琶博之さん(51)=東大阪市。中学3年でファミスタをプレーして以降、社会人になってからも遊び続けるほどファミスタを愛してきた。

 大会準備は2019年にスタート。「おっさんたちのもう一つのオリンピック」と銘打ち、東京五輪との同時開催を目指した。新型コロナウイルス禍で開催時期はずれ込んだが、ファミスタに夢中になった主に40~50代からの反響は大きく、全国のファンがPR動画やテーマソングを作って開催を後押しし、今冬の実現にこぎ着けた。

 大会は大型モニターのある同志社大志高館の8部屋を借り、琵琶さんが自費で調達した初期のファミコンとソフトの8セットを使う。ファミコンやボタンの接触の不具合に備えて修理できる人材もそろえ、プレーに専念できる環境を整えたという。

 琵琶さんが大会開催を目指した思いは、もう一つある。16年にファミスタ仲間だった高校時代の同級生が亡くなった。社会人になってからも同級生4人で遊び「自分たちが日本で一番上手いはず」と語り合ってきたといい、「友人の墓前に大会開催と優勝をどうしても報告したい」と明かす。

 当日は選手として参加予定。「ぶっ飛んだ大会だと自分でも思うけど、好きなことを通じて人とつながる幸せを実感している。人生に豊かさを与えてくれたゲームに感謝しながら、実力を証明したい」と語る。

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