2日に行われたジャニーズ事務所の会見で司会を務めていた松本和也氏が6日、コメントを発表しました。批判がやまない「NG記者の顔写真入りのリスト」で焦点になっている、会見を進行する上でのリストに沿った質問者選びについては「行っていません」と否定しました。
報道によると、NGリストには6人の記者やフリージャーナリストの名前、顔写真が掲載されており、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前がありました。同事務所はリストへの関与を否定。会見を運営した「FTIコンサルティング」は、リストの作成を認め、謝罪しました。
松本氏は問い合わせが多かったという(1)報道されている「記者の顔写真入りのリスト」は司会のとき持っていたのか(2)指名はそのリストにそって行ったのか(3)私が、指名の途中に「顔を覚えられなくなってきました」といったのは、リストにある人の顔を当てないようにするためではないのかーという3点に絞ってコメントしました。
(1)については「FTIコンサルティングさまから発表された通り、私の手元にありました。スタッフの人から会見の30分ほど前に渡され、顔写真が載せられているうちの何人かの記者やリポーターの方の座っている場所も伝えられました」とコンサル会社から指示があったことを明かしました。
(2)については「行っていません。理由は、会見2日前の打ち合わせのときに、この記者は指名NGというやりかたはよくないという旨の井ノ原さんたちの発言を直接聞いていたからです。どんな厳しい質問に対してもできる限りきちんと答えたいという姿勢がはっきりと見られたので、会見ではそれを尊重すべきだと思ったからです」と井ノ原氏の言動に触れました。
松本氏は「水曜以降、電話は鳴り続け、夜中まで次々と記者の方が自宅までお越しになり、今日も家の近くで記者の方らしい人がずっと立っています」と、自身の置かれた状況を説明。さらに「このコメントで、私からの情報発信は最後といたします。以後は、FTIコンサルティングさまにお問い合わせいただければ幸いです。ご協力をお願いいたします」と結びました。