避ける側にも「いろんな事情」がある
ーー社交的なタイプの柴ちゃんなのですね。たくさんのコメントも寄せられましたが、「なるほど!」と思ったものはありましたか?
「避けてくれることでトラブルが一つ減った、避けるのはお互いのため、というコメントが印象深いです。柴犬や他のワンちゃんを避ける側の意見として、自分の犬が他の犬とうまく交流が出来ない、吠えてしまうためすれ違う方に迷惑をかけてしまうなど、致し方ない理由があるため、気を遣って避けている方もいる、Uターンする方すべてに悪意があるわけじゃない、ということに改めて気づけました。
今後また同じような状況になった際は、相手にも何か事情があるんだな、トラブルを避けてくれてお気遣いありがとうございます、と思うようにします。そう思えたのは、今回たくさん頂いた皆さんの温かいご意見のお陰です」
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飼い主とも微妙な距離を取りたがる「柴距離」や「拒否柴」など、柴犬は”可愛い”という言葉だけでは語れない魅力満載の犬種です。また、昔ながらのサムライ気質な柴犬もいれば、天くんのように社交的で人懐っこい柴犬もいます。
「飼い主との主従関係がしっかりするまでは、本当に手のかかる犬種だと思います。うちも散々噛まれましたし、夜吠え続けたこともあります。ですが、一度信頼関係が生まれると、『主人』と『かけがえのないパートナー』として、言葉がなくても伝わるような間柄になれるのが柴犬の大きな魅力だと思います」(柴犬と猫のいるくらしさん)
他犬や知らない人と交流出来なくても、理想の犬散歩とは違っていても、すべてのワンちゃんと飼い主さんが安心してお散歩を楽しめるのがいちばん、ですね。