ゴロゴロと仰向けでスマホを見ていたら…悲惨な状況に 医師が注意喚起「かなり難しい手術になることも」

金井 かおる 金井 かおる

 ソファやベッドでゴロンとあおむけになり、顔の上でスマホの画面を眺めたことはありませんか。実はこの体勢、かなり危険らしいのです。

 JCHO大阪病院(大阪市福島区)耳鼻咽喉科診療部長の前田陽平医師は先日、自身のX(旧ツイッター、@ent_univ_)に、「スマホを寝転んで上向きに使っていると顔に落ちてくることがあります。これが結構な衝撃になるので、鼻が変形して手術が必要になったりすることもあります」と投稿し、SNS上で大きな話題になっています。

 前田医師に話を聞くと、これまでにスマホで顔にケガをした患者を診療した経験があり、医学学会などの医師の集まりでも「顔にスマホを落としての外傷を診たことがある」と話す医師は少なくなかったことから、注意喚起のために投稿したといいます。

 投稿後、前田医師のアカウントにはユーザーからの体験談が多数寄せられ、「歯が折れたとか、網膜剥離になったというようなリプライがあったので、さまざまなことがあるなと思いました」(前田医師)。

 前田医師は「鼻が変形しての手術はかなり難しいものになることもあるので注意してください」と呼びかけています。

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 過去には、テレビ朝日の斎藤ちはるアナウンサーがインスタグラムで「寝ぼけて鼻の付け根に携帯を落としました」と赤くケガした顔写真を公開したこともありました。

 SNS上にも同じ体験をした人は多いようで、「手が滑ってスマホが顔に落ちてきた。痛くて泣きそう」「寝落ちでスマホ落として唇が腫れてる」「スマホが顔に落ちて鼻血出た」「歯が折れたかと思った」などの投稿が並びます。中には仰向け寝で使えるスマホグッズからスマホが落下した例も。

 現役医師からのリアルな忠告。寝転びスマホにはご注意を。

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