生後1カ月半で保護された子猫 ビビりを克服、抱っこをせがむ甘えん坊に変身 「ケージを水浸しにした」いたずらっ子が幸せつかんだ

松田 義人 松田 義人

2023年6月、まだ生後1カ月半ほどの子猫が保護されました。名前ははまち。シロとクロのハチワレの猫で、長毛のふさふさした姿は優雅ですが、人に馴れておらずビクビクしていました。

はまちを保護した団体・ねこ友会の預かりボランティアさんは「大丈夫。この子ならすぐに人に馴れ、幸せをつかむことができるはず!」と確信。新しい飼い主さんとのマッチングまでの間、世話をすることにしました。

極度のビビリから「抱っこ大好き猫」に大変身

ねこ友会のスタッフは、はまちを保護した後、すぐに動物病院へと連れていき、身体検査をしてもらうことにしました。猫エイズ・猫白血病とともに陰性でした。また、ノミやお腹にいた虫を駆虫し、1回目のワクチンも済ませました。まだまだ人間に対してビクビクしていますが、これさえ改善されれば、すぐねこ友会が主催する譲渡会に参加できそうです。

預かりボランティアさんの慎重かつ優しい世話の結果、保護から数週間ほど経過すると、はまちはビビりながらも抱っこさせてくれるようになりました。そして、ときにはホッとした表情を浮かべるようにもなり、やがて「抱っこ大好きニャンコ」に大変身。譲渡会に参加することになりました

見事を幸せをゲット。「自分らしく幸せにね!」

7月の譲渡会では、初めての環境に圧倒されてしまったのか、おとなしく過ごしていました。8月の譲渡会では本来の性格を出せるようになり、その姿に一目惚れしたという里親希望者さんが現れました。

果たして、はまちは2カ月前後の間に、幸せをつかむこととなりました。この記事を執筆している時点では、里親希望者さんの家に引っ越しをする準備中で、預かりボランティアさんのお家での生活もあとわずかとなりました。

ケージの最上階から飲み水で遊び、上から下まで浸水させてしまうような、子猫らしいイタズラっぷりをもう見られなくなると思うと、寂しくも思う預かりボランティアさんでしたが、あのビビリのはまちが見事幸せをつかんだことはこの上ない喜びです。

「これから優しい里親さんのもとで、ずっと自分らしく幸せに暮らしてね!」と声をかけました。

ねこ友会
https://nekotomokai.amebaownd.com/

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