社交ダンスの全国大会「小・中・高校生ボールルームダンス・全日本チャンピオンシップ」中学生部門で京都市のペアが連覇した。中学生の全国大会では3戦3勝と負けなしの2人は「将来は世界の舞台で活躍したい」と夢を描いている。
栄冠に輝いたのは、八条中3年の伊達楓真(ふうま)さん(15)=南区=と同志社国際中1年の嶋田虹花(にじか)さん(13)=左京区。8月6日に東京で開催された大会のラテンアメリカン部門中学生の部(男女)には41組が出場していた。
幼少期から踊りが好きだった嶋田さんと、社交ダンスのプロダンサーを両親に持つ伊達さん。ともに小学1年の時から伊達さんの両親が教える下京区の教室に通い、2年前にペアを組んだ。2月には大人が中心の西部日本選手権大会で優勝し、中学生では異例のアマチュア最高位A級に昇格した。
今回の大会はチャチャチャ、ルンバ、サンバの3種類のラテンダンスを披露し、2位以下に大差をつけた。週3回、3時間練習して準備したという。指導する伊達惠さんは「スピードやダイナミックさ、細部に至る完成度は群を抜いている」と評する。
ラテンダンスの魅力を、伊達楓真さんは「相手の力を利用して、よりスケールの大きな踊りができる」、嶋田さんは「最大限の力を出して、これまでの限界を超えるのが楽しい」と語る。2人は将来について「見ている人が楽しいと思うダンスを追求し、世界に進出したい」と意気込んでいる。