2001年生まれながら、昭和時代をこよなく愛する男性がいます。学生のかたわら動画クリエーターとしても活躍する「かねひさ和哉」さん(21)。
ユニクロ上下で「気軽に昭和感」
先日、ユニクロで固めたファッションを自身のSNSに披露すると、「まるで小津安二郎」「洗練されてるスタイル」「普通にかっこいい」などの声が上がり、わずか1日半で約12万を超す「いいね」が集まりました。
普段から昭和初期をほうふつとさせるファッションを好んで着ており、特に1930〜40年代の紳士服に関心があるというかねひささん。SNSで話題になった日は、ユニクロで昨年購入した白のオープンカラーシャツとタックテーパードチノを着用し、私物のパナマ帽をプラスというスタイルでした。
「最近のユニクロはなぜか昭和初期すぎる商品を出すので、上下ユニクロで揃えても1930年代男が爆誕する」(かねひささんツイッターより引用)
今回、世間の関心を集めた理由について、かねひささんは「おそらくユニクロで気軽に昭和感を出せる服装だということで、話題を呼んだのではないかと考えています」と自己分析します。
昭和時代との接点は?
それにしても、平成生まれの若者が昭和にのめり込むきっかけは何だったのでしょうか。
「5、6歳の頃から、当時好きだったアニメーションや音楽を通じて、昭和初期から中期に生み出されたコンテンツに漠然と興味を抱いていました。中高生の頃からは本格的に1930年代の海外アニメーションや1950〜60年代の日本漫画について関心を持ち始め、今は学生としてアニメーションや映画の歴史研究を進めつつ、昭和風映像の制作活動もしています」(かねひささん)
かねひささんの最新情報などは、ツイッターアカウント「かねひさ和哉」(@kane_hisa)へ。
1930年代ってどんな時代?
1930年代の日本と世界の主な出来事は、満洲事変(1931〜32年)、二・二六事件(1936年)、日中戦争勃発(1937年)、第二次世界大戦勃発(1939年)など。
1930年代生まれの有名人は、キダ・タローさん(1930年)、大村崑さん(1931年)、五木寛之さん(1932年)、オノ・ヨーコさん(1933年)、筒井康隆さん(1934年)、長嶋茂雄さん(1936年)、加山雄三さん(1937年)ら。
また、かねひささんと同じ2001年生まれの有名人には、大西流星さん、加藤清史郎さん、平手友梨奈さん、本田真凜さんらがいます。