年を取ってはじめて有難みがわかる“加齢あるある”がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのはヤギの人さん(@yusai00)が
「若い時は『こんなもん誰が使うんだよ』と思ってたけど、今は『ありがてぇ……かたじけねぇ……』と思いながら使わせてもらってます。」
と投稿した一枚の写真。
写真に写るのはメクボール。そう、スーパーマーケットの荷詰め台などで、指を濡らしてビニール袋をめくりやすくするために設置されているアレだ。若い頃には想像もしないだろうが、年を取ると皮膚が乾燥し、ビニールや紙をめくるというただそれだけのことが困難になってしまうのだ。
老いの哀愁を感じるヤギの人さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「湿り気が失われし指先……」
「今ならテスト返す時指舐めちゃうおっさんの気持ちもわかるかも
………汚ぇことには変わらんけど」
「私も老眼を身を持って体験し、若い時に先達がおっしゃっていた事が漸く分かりました…w」
「両手のひらにビニールの合わせ部分を挟み前後(若しくは上下)に擦り合わせると開きます。明日50歳になる私はコロナ禍でそのスポンジという魔法道具が撤去されていた時はそうしていました。
しかし、そのスポンジの方が10倍早く開きますよねw」
など数々の共感の声が寄せられている。
ヤギの人さんにお話をうかがってみた。
ーーメクボールを使い始めた年代、きっかけなどお聞かせください。
ヤギの人:ある時期からビニールの袋が指で開けづらくなり、試しに使ってみたというものです。一度使ったら、もうこれ無しでは困るようになってしまいました。
ーー加齢による指の状態の変化についてご感想をお聞かせください。
ヤギの人:加齢とともに指先が乾燥していくのを実感しています。まだ踏み止まっていますが、そのうちお札を数えるときや、雑誌をめくるときに指を舐め始めるのではないかと心配です。
◇ ◇
みなさんも年を取って初めて存在の有難みに気付いたというものはあるだろうか?
なお今回の話題を提供してくれたヤギの人さんは、日々、各地で撮影したヤギの写真をSNS上で紹介している。いずれも心にしみじみと訴えかける味わいのある写真ばかりなので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。