2017年に誕生した、指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ「＝LOVE」（イコラブ）。結成から6年が経過した2023年、1月から3月にかけて開催された＝LOVE 全国ツアー2023「Today is your Trigger」の日本武道館公演でのライブパフォーマンスや、バックステージ、リハーサル風景、メンバーたちのインタビューを収めたグループ初のライブフィルム映画『＝LOVE Today is your Trigger THE MOVIE』が劇場公開を迎える。そんななか、メンバーの一人である大谷映美里がインタビューに応じ、「＝LOVE」で過ごした6年間を振り返った。
ライブフィルム映画「ついに来たか」
2023年1月28日からスタートした＝LOVE全国ツアー2023「Today is your Trigger」。このツアーは大谷にとっても、大きな意味があったという。
「新体制なってから初のツアーだったので、みんなすごく不安もありました。歌割りやフォーメーションを変えながらツアーの練習をしていたので、みんないっぱいいっぱいでした。それでも『＝LOVEは止まらないんだ』ということを見せて、ファンに安心してもらわなければいけないという思いでみんな一生懸命やっていました」
熱い思いがたくさん詰まった日本武道館公演での映像が映画として公開される。
「最初にお話を聞いたときは、これまでアイドルさんたちの映画を観てきた自分としては、すごくうれしかったです。いつか＝LOVEもそういう風になれたら……と思っていたので。でもいざ現実になるというと、本当にびっくりで。ついに来たか……という気持ちでした」
映像に収められているライブは、ツアーの締めくくりとなった日本武道館での追加公演のパフォーマンス。この舞台では特別な思いがこみ上げたという。
「日本武道館での公演は2度目なのですが、前回のWINTER TOUR『You all are "My ideal"』（2021年1月）はコロナ禍の影響でフルキャパシティではなかったので、満員のお客さんの前で、もう一度舞台に立ちたいねとみんなで話していました。その意味で、コロナ禍では、少しもどかしい気持ちもありましたが、また＝LOVEが羽ばたくきっかけになる公演になればと思っていたので、この日本武道館公演が収められたというのは、すごく思うところがありました」
メンバーの卒業は寂しい「涙が止まらなくなる」
結成から6年が経過した。小学校に入学して卒業するほどの長い時間をどう過ごしたのか。
「そう言われるとすごい時間だなと思うのですが、個人的にはあっという間でした。＝LOVEはオーディションに受かり、すぐ記者会見をするなど、怒涛のスタートを切りました。それ以来、いろいろな挑戦をすごい早いスピードでやらせていただき、本当に走り続けてきた感じです。」
うれしいことも大変だったこともあったという。
「うれしかったのは初めてのアリーナ公演です。横浜アリーナでライブができたのはうれしかったです。ライブが終わったあとの充実感はすごかった。大きな会場で公演ができるというのが、楽しくて“生きているな～”と感じたのを覚えています。大変だったことは、その時々であるのですが、今思い返すと忘れてしまうんですよね。それぐらい充実しているんだと思います。そんななかでも、メンバーが卒業していくのは、すごく辛いです。＝LOVEはみんな本当に仲がいいので、ずっと一緒にいたいと思ってしまうんです。一人一人送り出していくのは寂しくて涙が止まらなくなります」
それでもグループは続いていく。そんな時こそ、気持ちを切り替えてしっかりと前を向いていかなければいけない。
「よく考えると、卒業というのは、そのメンバーにとっていいことなので。卒業したメンバーと私たちが切磋琢磨することで、お互い『頑張ろう！』って進んでいけると思うんです。＝LOVEはこれからも続くので、私たちももっと上に行けるように前を向いていきたいです」
大谷は、アイドル活動のほか、ファッション誌のモデルやアパレルブランド「Rosé Muse」、カラーコンタクト「melady(ミレディ)」のプロデュースを手掛けるなど、その才能をいかんなく発揮している。「個人の活動ができるのは、＝LOVEにいるから」と断言する。「映画本編でも言っているのですが、アイドルのてっぺんを取れるような存在になること。それがいまの私にとって一番大きな野望です」と笑顔で語ってくれた。
ライブフィルム映画『＝LOVE Today is your Trigger THE MOVIE』は9月22日より全国ロードショー
