御社の広告、私の美ヒップにつけませんか?現役JDアイドルを直撃「自分の意志でやっています」「雑草魂でやっていく」

青島 ほなみ 青島 ほなみ

世はSNS全盛期。多くの人目に止まるため、SNSユーザーたちは日々様々な工夫を凝らしている。そんな中、あるアイドルの投稿が大きな注目を集めた。

「【スポンサー募集】
鈴木Mob.のお尻に御社の広告をつけませんか?スポンサーを募集しております。
1ヶ月間片尻10万円」

この投稿を行ったのは、鈴木Mob.さん。

お笑いがテーマで“NG無し”を謳う個性派アイドルグループ「にっぽんワチャチャ」に現役大学生の最年少メンバーとして所属し、ライブハウスでの活動が中心でありながらYouTubeで17.4万人、TikTokで14.7万人のフォロワーん獲得しSNS上で頭角を表しつつある人物だ。

「アイドルのお尻にスポンサーをつける」という前代未聞の企画は、なぜ生まれたのか?独自インタビューを行った。

ーーまずは自己紹介をお願いします。

鈴木:楽しい追求型アイドル「にっぽんワチャチャ」ブルー担当の鈴木Mob.です!名前の由来は、モブキャラクターの「モブ」から 来ています。私と関わってくれたファンの方が主人公で、私がモブ。一般的にはアイドルが主人公で、「私を推して!」っていうタイプが多いと思うんですけど、私はモブキャラとしてファンの皆さんの人生を彩れたらいいなと思っています。

ーー素敵な想いが込められているんですね。にっぽんワチャチャはどんなグループですか?

鈴木:「にっぽんワチャチャ」は、コロナが流行り出した2020年3月ごろにデビューしました。「楽しい追求型アイドル」と掲げているのに、世間は緊急事態宣言でこの世の終わりみたいな空気になっていて。明るい思いを届けたいという一心で活動してきました。私たちって変わってて、プロデューサーは元お笑い芸人だし、メンバーに36歳の女装おじさんもいるんです(笑)。

ーー個性豊かなグループなんですね。今回話題となった、「お尻スポンサー」について教えてください。

鈴木:YouTubeチャンネル「モブキャラ伝説」で普段、自分のお尻をネタにした動画をあげているんです。ファンの方が撮ったライブ動画で「お尻が大きい」と話題になってから、ローアングル動画をネタにしたり、石膏でお尻像を作る動画を出したりしています。「私=お尻」というイメージがついてきて、何かできるんじゃないかと思いついたのが「お尻スポンサー」でした。アスリートのユニフォームとか、注目されてるものって広告がついてるじゃないですか。私のお尻にも、広告をつけたら面白いんじゃないかと思ったんです。

ーー斬新なアイデアですよね。お尻を武器にしようというのは、ご自身で決めたんですか?

鈴木:よく言われるんですけど、大人に言われて渋々やってるとかではなくて自分の意志でやっています(笑)。でも、元々セクシー路線を狙っていた訳ではないんです。アイドルを始めた時はエンタメを全く知らない状態からスタートして、半年くらいは毎日投稿をしても伸びない時期があって。

ーー……

鈴木:そんな中、水着でライブをした時にファンの方が撮った動画で私のお尻が大きさが話題になって、「これはおいしいな」と(笑)。恥ずかしい気持ちもあったんですが私ってお尻が大きいんだ!ってそこで初めて知って。グラビアもやってなかったし恥ずかしい気持ちもあったんですが数字が伸びていったのを見てこれだな、と思ったんです。

ーーアイドルとしてライブ活動をしながらもSNSで多くのフォロワーを持たれていてすごいですね!

鈴木:私自身、ずっとキャラがなかったんです。グループにはダンスが得意な子、メイクが得意な子、それぞれ強みがある中で、私ってなんだろう?と思った時に、グラビア一線で活動してる訳ではないけど私のお尻ってSNSでバズり続けてるなって。セクシー路線というか、「ビジネス」として尻を使えないかという考えだったんです。

ーーアイドルでありながら、「ビジネス」という言葉が出てくるのが面白いですね。

鈴木:とにかく悔しかったんです。アイドル業界って、強い事務所が可愛い女の子を集めて売れるルートがもう出来上がってるんですよね。私たちは個人事務所でコネもお金もない。栄養素がない環境で、雑草魂でやっていくしかない。でも、なんで私たちって売れないんだろう?って考えることが楽しいんです。売れないものを肉付け、色付けしていってどう魅力的に見せるか?両親が自営業をしていることもあって、そういう目線は常に持っているのかもしれません。

ーー「ビジネス」的な目線がSNSでの注目にも繋がっているんですね。「お尻スポンサー」は実際多くの申し込みがあったと思いますが、スポンサーさんと話してみていかがですか?

鈴木:「類は友を呼ぶ」なと思いました(笑)。お尻にスポンサーをつけたいって申し込んでくださるような人だから、やっぱり変わってるんですよ。本気で広告を求めてるわけじゃなくて、「変だから、面白いから」って感じてくださってるんだろうなと思います。右尻・左尻でそれぞれスポンサーがいるんですけど、全く接点がないのにSNS上で仲良くなってるんです。「お尻にスポンサーが入ってるアイドル」っていう肩書きが欲しくて始めたんですが、進めていくうちに真剣にやろう!と気合が入りました。

ーー最後に、今後の目標を教えてください!

鈴木:今後もお尻をフル活用して、お尻を顔にする勢いで頑張りたいと思います。アイドルだけど泥臭いところも出して、一緒に夢を追いかけてくれているファンの方と楽しく、そして本気で進んで行きたいです。グループとしては、「武道館で振る舞い酒」をするという目標をずっと言っているので絶対叶えます!

✴︎✴︎✴︎

今までのアイドルの常識を打ち破る、ビジネス的な視点も持って自身を表現している彼女。インタビューの中でも感じた、彼女の強い意志と一貫したキャラクターイメージは今話題の「自己プロデュース力」にも通ずるものがあるのではないか。SNSでは毎月新しい「お尻スポンサー」が発表されているとのことで、今後の活躍に注目していきたい。

鈴木Mob. 各種SNS

Twitterアカウント:https://twitter.com/wachacha_mob

Instagramアカウント: https://www.instagram.com/wachacha_mob/

YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@mobpi

TikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@nichikin_mob

お尻スポンサーの応募はメールで:info@nippon-wachacha.com

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