職場での昼休み「一人で過ごす」約6割 一方で…職場の居心地の評価は「誰かと過ごしている」人の方が高い結果に

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

みなさんは、職場での昼休みをどのように過ごしていますか。従業員数100人以上のオフィスで働く、デスクワークを含む業務を行う勤続年数1年以上の会社員、公務員500人に調査をしたところ、約6割の人が「一人で過ごしている」と回答しました。その一方で、職場の雰囲気や居心地に対する評価は「誰かと過ごしている」人の方が高くなったそうです。

プラス株式会社ファニチャーカンパニー(東京都渋谷区)が、「職場の居心地WEB調査」と題して、2023年8月にインターネットで実施した調査です。

調査によると、職場での昼休みを「一人で過ごしている」と回答した人は61.2%。一方、「同じ部署・チームのメンバーと過ごしている」(24.0%)、「同期や仲の良い同僚と過ごしている」(10.8%)、「近くの席の人と過ごしている」(3.2%)など、誰かと一緒に過ごしている人の合計は38.0%という結果になりました。

職場での昼休みを「一人で過ごしている」人が多いことが分かりました。では、実際に「誰と過ごしたい」と考えているのでしょうか。調査の結果、66.2%の人が「一人で過ごしたい」と回答したことが分かりました。

一方、「同じ部署・チームのメンバーと過ごしたい」(17.2%)、「同期や仲の良い同僚と過ごしたい」(13.0%)、「近くの席の人と過ごしたい」(2.8%)など、誰かと一緒に過ごしたいと考えている人の合計は33.0%となりました。

「一人で過ごしたい」と答えた人からは、「周りに気を遣わずいられるから」「休憩時間は静かにリラックスできる一人が良い」「役員なので、余り部下と個人的に付き合えない」といった声が寄せられました。

一方、「誰かと一緒に過ごしたい」と答えた人からは、「チームワークが図れるから」「仕事に関係ない会話でコミュニケーションを取りたい」「プライベートなことを話して仲良くなると仕事もやりやすい」など、仕事とは関係ないカジュアルなコミュニケーションを取ることで業務が円滑に進むという意見が寄せられています。

続いて、昼休みを実際に「一人で過ごしている人」と「誰かと一緒に過ごしている人」とで、「職場の雰囲気や居心地に対する評価の違い」を調べたところ、「雰囲気の良い職場だ」(一人で:65%・誰かと:83%)、「職場の人間関係は良好だ」(一人で:69%・誰かと:80%)、「この職場に長く勤めたい」(一人で:58%・誰かと:71%)、「反対意見も言いやすい職場だ」(一人で:56%・誰かと:67%)、「成長機会のある職場だ」(一人で:46%・誰かと:65%)、「建設的な意見交換ができる職場だ」(一人で:51%・誰かと:66%)の全ての項目で、「一人で過ごしている人」よりも「誰かと一緒に過ごしている人」のほうが「そう思う」(そう思う+どちらかというとそう思う)と答えた割合が高い結果となりました。

調査結果について同社は、「前問の回答理由を見ても、誰かと一緒に過ごしたい派の人は仕事と関係ないカジュアルなコミュニケーションを積極的に取ることで、働きやすい環境にすることを意識している人が多く見受けられるため、その影響であると考えられます」と分析しています。

最後に、職場での昼休みをより過ごしやすくするために「あればよいと思う座席やスペース、制度」などを聞いたところ、以下のようなコメントが集まりました。

【一人で過ごしたい人】
▽昼寝スペースが欲しい
▽ブースのように一人の空間が確保されると嬉しい
▽個人毎に仕切りがあり、他の人から遮断出来る環境が良い
▽ちょっと良いコーヒーサーバー

【誰かと一緒に過ごしたい人】
▽カフェスペースがほしい
▽皆で輪になって食べられるスペースや、少しずつ時間をずらして昼食をとれる制度
▽コミュニケーションが取りやすい施設

   ◇  ◇

【出典】
▽プラス『職場の居心地WEB調査』

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース