ガンダムっぽい…とうわさになっている自動改札機がある。東京都内の東急・二子玉川駅に設置されている改札機だ。切符の投入口の下側が出っ張っていて、交通系ICカードなどをタッチする場所が3つに増えている。カスタムパーツをどんどん付け足されたような形相で、何といういかつさ!X(旧ツイッター)上でも話題になっており、「戦隊ロボの操縦席にありそう」「急いでいる時に、とっさの判断に迷いそう」などと盛り上がっている。
正体は…クレカ決済機能と、QRコード読み取り機
投稿したのは川崎市在住の鉄道に詳しい男性(40)で、アカウント名ぶたごりらさん(@buhibuhiuhohoho)。出っ張った部分は、クレジットカード対応のタッチ決済機能と、デジタルチケットサービス「Q SKIP」に対応したQRコード読み取り機が付いているという。「QRコードの専用改札機はJR新宿駅や高輪ゲートウェイなどにもあり、見覚えがありました。ただ、クレジット機能まで備え付けたものは初めて。既存の改札機に後付けしたような見た目のゴテゴテさが一際異彩を放っていて、すぐに目に付きました」と説明する。
自動改札機、どんどん強まってる―。そんな文言とともに写真2枚をアップすると、1000万回も表示される大反響に。自動改札機の進化に「地元はまだ切符を切っているのに…」と地方との差を示す返信もあった。
東急電鉄株式会社によると、新改札機は、スピード感を持って多様な乗車サービスを提供することを目的として、8月30日からの実証実験に活用している。実証実験は東京と神奈川県を結ぶ田園都市線全駅が対象。使い方は、「Q SKIP」の販売サイトに会員登録し、事前に乗車券を購入。利用する当日に、購入した乗車券の利用開始ボタンを選択し、クレジットカードかQRコードを読み取り部分にかざすという。クレジットカードはVISA、JCB、Mastercardなど6ブランドが利用可能。