「転職しよう」と決心はしていなくても、「良い企業があれば転職しようかな」「将来の転職を見据えてアンテナを張っておきたいな」と思うことはありませんか?そんな転職潜在層へのアプローチや、選考参加を決断していない求職者と接点を持つことを目的に「カジュアル面談」に注目する企業が増えています。応募・選考参加前に相互理解を深めることができるので、「カジュアル面談」は、「ミスマッチを防げる」と転職希望者からも支持されているようです。経験者(中途)採用において、企業はどのような目的で「カジュアル面談」を実施しているのか調査しました。
株式会社学情が、企業・団体の人事担当者を対象に実施したインターネットアンケートでは、経験者(中途)採用において、「カジュアル面談を実施している」と回答した企業が29.1%に上りました。4社に1社以上が「カジュアル面談」を実施していることが分かります。
4社に1社以上は「カジュアル面談」を実施。「実施を検討している」企業も25.7%に上る
経験者(中途)採用において、「カジュアル面談」を「実施している」と回答した企業が29.1%に上りました。4社に1社以上が「カジュアル面談」を実施していることが分かります。「実施を検討している」の回答も25.7%に達しました。
「カジュアル面談」を実施する目的・期待する効果は「ミスマッチの防止」が最多。次いで「志望意欲の醸成」
「カジュアル面談」を実施する目的・期待する効果は、「ミスマッチの防止」が67.8%で最多。次いで、「志望意欲の醸成」50.6%、「面談できる人数を増やす」42.7%が続きました。
「カジュアル面談」のコミュニケーションで実施していること・実施を予定していることは「緊張を和らげる」が最多
カジュアル面談のコミュニケーションで実施していること・実施を予定していることは、「なるべく緊張を和らげるようにする」が69.0%で最多。次いで「面接のような雰囲気にならないようにする」67.8%、「良いところだけでなく、課題もありのまま伝えるようにする」49.8%が続きました。
<調査概要>
・調査期間:2023年4月7日~2023年4月21日
・調査対象:企業・団体の人事担当者
・有効回答数:444社
・調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。
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4社に1社以上が「カジュアル面談」を実施していることが分かりました。面接とは異なる雰囲気で、転職希望者と接点を持ち、よりお互いの理解を深めたいという意向がうかがえます。
カジュアル面談では、自身が気になっていることを気軽に聞いたり、自分が企業に対して抱いていたイメージとギャップがないかを確認したり、面接では聞きにくいことの質問もできます。面接とは異なる雰囲気で、企業・転職希望者の双方が本音でコミュニケーションを図ることで、相互理解を深めることができれば、より自身の希望や価値観と合致する企業に出会えるかもしれません。またカジュアル面談を通して、人事担当者や現場の社員とコミュニケーションを図ることが、自身のキャリア観や仕事において大切にしていることを“再発見”する機会になるのではないでしょうか。