【水に落ちたら】学校で教える「浮いて待て」は危険!「波が鼻や口に入って呼吸困難に」 日本水難救済会が推奨する「イカ泳ぎ」とは

伊藤 大介 伊藤 大介

背浮きより、イカのように手足を動かす「イカ泳ぎ」をおすすめします。

「イカ泳ぎを実演した際はジーパンにポロシャツ姿でした。下半身に生地がまとわりつくジーパンでも泳ぐことができ、それほど泳力がなくても頭が浮いた状態を保つことができます」

「一般的に習う4泳法(クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ)は、着衣泳では必ずしも有効ではありません。クロールやバタフライは上着で肩が回りにくく、平泳ぎはズボンが張り付いて脚を動かしにくい。イカ泳ぎは海外では『エレメンタリーバックストローク』『ライフセービングバックストローク』と呼ばれていますが、『イメージしやすい名前に』とイカ泳ぎと名付けられました」

「とはいえ、イカ泳ぎも万能ではありません。安定して長時間浮力を得るにはやはりライフジャケットを着用しておく必要があります」

江口さんは「浮いて待て」と教える教育現場に注文を付けます。「『浮いて待つ』だけではなく、浮いて呼吸を確保し、誰かに知らせるか、陸地に上がれる場所を探してください」

日本水難救済会はTwitterで海に出る際の注意点やチェックポイントも発信しています。安全対策を徹底し、楽しい夏の思い出をつくりましょう。

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