「子育てしてる飼い主に獲物を持ってきてくれたまんまる猫」と題してYouTubeに投稿された動画が、143万回再生、6万いいねを集めて話題となりました。動画に出てくるのは、スコティッシュフォールドのティノちゃんです。
動画は、ティノちゃんがお気に入りのアームウォーマーをくわえて、カメラの向こうのママを見つめている場面からスタートします。そのままママのもとへゆっくり歩み寄ると、アームウォーマーをママに差し出すかのように足元へそっと置きます。
まるで「これあげるよ」「ママおつかれさま」と言っているかのようなティノちゃん。ママは「ママが子育てしてるから、お手伝いしてくれたんだね。ティノちゃんありがとう！」とお礼を伝えながら、ティノちゃんの頭をなでなで。すると、満足そうな表情で目を細めるティノちゃんでした。
動画には、ティノちゃんの優しさに感動する、天使のようにかわいいと600件を超えるコメントが寄せられました。
「なぜか涙が出てきた。ママのために、いい子だね」
「ママにこれ持っていこって考えたのが、もう尊い」
「ママに褒められて誇らしそうな顔してるのがまたたまらん」
「なでてもらった瞬間の表情が愛おしすぎる」
「優しい……！それをありがとうって言える主さんも素敵……！」
動画を撮影したティノちゃんの飼い主さんに話を聞きました。飼い主さんは現在7匹の猫と暮らしており、YouTubeチャンネル『かわいい どうぶつ / あにまるファミリー』を運営しています。
ーー動画を撮影したときの状況について教えてください。
「動画を撮影したころ、当時、預かっていた生後1カ月の保護猫のお世話が大変な時期でした。その子猫ちゃんは今は家族として迎え入れたのですが、このときはお世話疲れで少しベッドに横になっていました。するとティノちゃんの鳴き声が聞こえたのでカメラを回してみたら、アームウォーマーをくわえて持ってきてくれました」
ーーアームウォーマーはティノちゃんにとって、どのようなものなのでしょうか？
「私が使っていたエコファーのアームウォーマーなのですが、ティノちゃんが気に入っていたので、去年プレゼントしました。お気に入りグッズの一つだと思います」
ーーティノちゃんの性格や普段の様子はいかがですか？
「人間が大好きで、初対面でも病院でも、構ってもらえたらゴロゴロと喉を鳴らして喜びます。スキンシップも大好きで、一緒に暮らす猫の兄弟にも毎日『好き好き』と愛情表現を欠かさない男の子です。普段怒ったりすることもなく、いつも穏やかで『みんな大好き！』という感じの優しい性格です」
ーーティノちゃんを含めた6匹の猫に加え、最近、子猫を迎え入れたとのこと。大変なことはありますか？
「語弊があるかもしれませんが、多頭飼いを実際に大変だと思ったことは正直言ってあまりないんです。唯一大変だと感じるときは、複数の猫を連れて一斉に病院へ行かなければいけないときや、猫同士がみんな仲が良いので、感染症などにかかってしまったときに他の猫に移さないように気にかけることでしょうか。それも過去数回のみでした。
今、友子ちゃんという猫がおもらしなどの粗相をしちゃっていて、これも大変といえば大変なのですが、粗相には理由があり、一緒に暮らしていたフェレットが亡くなってから粗相するようになりました。過去に別のフェレットが亡くなったときも粗相がありました。友子ちゃんが仲が良かったフェレットたちに会えない寂しさ、心の傷があるのだと感じていて、大変という気持ちよりも、『友子ちゃんの心が癒えてほしい』という思いで毎日洗濯やお掃除をしています。私も亡くなった子たちのことをふと思い出して涙が出ることがあり、友子ちゃんの気持ちがわかるので…。
また、私はひとり暮らしなので、猫たちの健康管理や掃除、遊びなど、いろいろなことを気にかけながら、すべて自分ひとりで対処しなければならないですが、猫たちは私の大切な家族であり、日々一緒に過ごしていく中で大変さよりも幸せを感じることが多いです。猫たちの純粋な心や優しさにいつも癒されていて、私の家族になってくれて感謝しているくらいです。
ですので、一般的に大変と思われることが私は気にならず、大変さを感じるよりも、猫たちとの生活は幸せだな、と感じています」
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YouTubeチャンネル『かわいい どうぶつ / あにまるファミリー』、TikTok（@animal_family015）、Instagram（@rody.tino.tomoko）、Twitter（@2oniTomo）では、仲良し7匹の猫ちゃんたちの愉快な日常を見ることができます。
