【漫画】正解できた人たちは同世代!? 避難時に掲げる「四つの標語」がまるであの名曲みたい

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

 「四つめが分かった人は私と同世代」

上記のコメントとともに、Twitterに投稿された伊東さん(@ito_44_3)の漫画に、懐かしいという声があがっています。

漫画の舞台はとある学校。眼鏡をかけた真面目そうな先生が、真剣な顔で災害時の対応について話しています。

避難時に心掛けるべき“四つの標語”があるという先生。その標語は、それぞれの頭文字をとって「ま・な・に・し」と呼ばれている、と説明します。

先生の言葉に児童たちはザワつきました。避難時の標語として「お・か・し・も(おさない・かけない・しゃべらない・もどらない)」は有名ですが、「ま・な・に・し」は聞いたことがありません。

先生は、その詳細について話しはじめます。

一つ目は「負けないこと」。

二つ目は「投げ出さないこと」。

三つ目は「逃げ出さないこと」。

それぞれの言葉に心のなかでツッコミを入れてゆく生徒たち――。

ここで漫画は終わります。が、伊東さんがつぶやいたコメントの通り、“ある世代”の方は四つ目の言葉がお分かりになったことでしょう。実はこの標語の中身、1991年に発売され大ヒットした大事MANブラザーズバンドの楽曲『それが大事』の歌詞をモジったものなのです。

避難時の標語と懐メロという意外な組み合わせで描かれた漫画。リプ欄にも多くの反響が。

「四つの標語ネタで四つ目出さないとか何という仕打ちだろう。こんなネタばかりになったらTwitterの何を“信じ抜けば”いいんだ…」
“ダメになりそうな時それが1番大事です”
“高価な墓石を建てるより安くても生きてる方が素晴らしい”ですからね」

漫画と同じく同曲の歌詞を引用してコメントされる方もたくさんいました。さらには、

「世代じゃないけどわかりました」
「名曲過ぎて世代が沢山いる説」

という声もあるなど、実に多くの方々からコメントが寄せられており、30年以上前にリリースされながらも、今なお愛され続けている名曲であることを感じさせられます。

他にも、「サンドウィッチマンのコントかと」、「なぜかナイツ土屋さんの声で再生された…」など、同曲を引用した人気お笑いコンビのコントや漫才のネタを思い出した人や、なぜかアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公・碇シンジを連想した人もいました。

ちなみに、四つ目の正解は「信じ抜くこと」でした。

伊東さんに聞きました。

――漫画に登場する「ま・な・に・し」ですが、もしかして実際にある標語だったりもするのでしょうか?

伊東さん:いえ、実在する標語「お・か・し・も」に似せただけの造語です。

――大事MANブラザーズバンドの『それが大事』をテーマに選んだ理由は?

伊東さん:ファンと言えるほど詳しくはないのですが、キャッチーなメロディと元気付けられる歌詞で、よく思い出に残っている曲なので。

  ◇  ◇

伊東さんは他にも、Twitter等で独自のセンスあふれる漫画を公開されており、「サクッと読めるわかりやすさ」を意識しつつ制作に励まれているそうです。

今まで描いた漫画は、Kindleでも公開もされています。「(漫画は)全て無料ですが、読まれた分だけ作者に収益が入る仕組みですので、読んでいただけると嬉しいです」とのことでした。

■伊東さんのTwitterはこちら
 →https://twitter.com/ito_44_3

■伊東さんの公開漫画はこちら(Kindle)
 →https://amazon.co.jp/dp/B0B9XS7RYL

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