みなさんは、車のナンバープレートの「希望ナンバー制度」を利用したことはありますか。パーク24株式会社(東京都品川区)が、「ナンバープレート」に関する調査を行なったところ、車保有者のうち、半数が「希望ナンバー制度を利用したことがある」と回答しました。なお、ナンバープレートの番号を決めた理由については「好きな数字」が最も多かったそうです。
調査は、同社が運営するドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員5949人(うちクルマ保有者3080人)を対象として、2023年2月にインターネットで実施されました。
まず、車を保有している3080人に対して、「希望ナンバー制度を利用していますか」と聞いたところ、「利用している」と答えた人は50%となりました。なお、年代による大きな差は見られず、いずれも5割前後という結果になっています。
「希望ナンバー制度を利用している」と答えた1868人に対して、「番号を決めた理由」を複数回答で教えてもらったところ、「好きな数字」(35%)、「家族の誕生日」(22%)、「記念日」(13%)などが上位となったほか、「その他」のなかでは「買い替え前に乗っていた車と同じ番号にした」という人もいました。
一方、「希望ナンバー制度を利用しなかった」と答えた1571人にその理由を教えてもらったところ、特に多かった回答は「番号は気にしない」(63%)。次いで「お金がかかる」(32%)、「手続きが面倒」(12%)と続いています。なお、20代以下では2割の人が「希望ナンバー制度を知らなかった」と回答しており、他の年代よりも希望ナンバー制度の認知が低いことがうかがえました。
次に、全回答者に対して「図柄入りナンバープレート」について聞いたところ、現在車を保有しておらず購入を検討している974人では、29%が「図柄入りナンバープレートにしたい」と回答。
一方、車保有者(3080人)では、「すでに図柄入りにしている」と答えた人は4%、「図柄入りにしたい」という人は18%となり、全体では約5人に1人が図柄入りナンバープレートを希望していることが判明。特に、20代以下では「図柄入りにしたい」意向が26%と高く、「図柄入りにしている」(5%)と合わせると3割を超えていました。
「図柄入りナンバープレートにしている」と答えた680人に対して、その理由を複数回答で答えてもらったところ、「地域に愛着がある」(47%)、「絵柄が好み」(25%)、「自分の車の視認性が上がる」(17%)などが上位に挙げられました。
これを年代別でみると、30代以下は「絵柄が好み」(20代以下:34%・30代:39%)が3割を超え、他の年代よりも多くなっています。さらに、年代が上がるほど「寄附金などで地域に貢献できる」の比率が高くなっており、50代以上では20%の人が地域への貢献を理由に、図柄入りへの変更を希望しています。
一方、図柄入りナンバープレートにしていない2400人に対しても、その理由を聞いたところ、「自身の地域の図柄が好みではない」(32%)、「お金がかかる」(23%)などが上位を占め、年代による傾向に大きな違いはみられなかったそうです。