枯れたように見えたアジサイが、見事に復活する動画が話題です。この動画をインスタグラムに投稿したのはアプリで花を販売するFLOWERさん(@flowr_is)。なんと、花を直接水に浸けるという方法で、みるみる元気を取り戻すアジサイの姿は、見ていて気持ち良いうえに、意外過ぎてびっくり。水あげ方法はいろいろあるけれど、これが一番簡単かも?!と話題になり、再生回数200万を超えるほど注目されました。
「旬を迎えた紫陽花。美しい反面、水下がりが気になりますよね。でもご安心ください、まるごと水につけてあげると、ガクから吸水してすぐに元気になります。最初は茎を深水に入れ、1日観察。なかなか元気にならなかったので、思い切ってまるごとつけてみると半日でしゃっきり元気になりました」という投稿には、驚きと共にたくさんの声が寄せられました。
「これは革命ですね!!!!!」
「あじさいが雨の日に美しく咲いているのは、そのせいですかね?!」
「1週間で元気がなくなってしまったので、早速やってみます!」
「もう少し早く知りたかった」
投稿主のFLOWERさんに話をお伺いしました。
通常とは逆?! アジサイが蘇る簡単で画期的な方法
ーー今回インスタグラムに投稿された、しおれたアジサイを元気にする方法を教えてください
「一般的に花を元気にするには、茎を切り水につける方法を用いるんですが、アジサイは花部分を水に浸してしまう、通常とは逆の方法が適しているんです。アジサイは花びらのように見えている部分が実は『ガク』であり、このガク部分から吸水するため、動画のように花をまるごと水につけると吸水がスムーズにできて元気になるんです」
ーー花を水に浸けておく時間の目安はどれぐらい?コツなどはありますか?
「個体差もありますが、がく(花びらのような部分)がシャキッとしたら吸水完了の合図。大体半日が目安ですが、1日くらい置いてもよいです。できるだけ冷えた水で吸水させるのがポイントです。2日以上、水がぬるくなるような環境でそのままにすると逆に萎れてしまうのでお気をつけください。茎の部分は、外にでていても水に入っていても、どちらでも大丈夫です」
ーーこの投稿に「アジサイのドライフラワーの作り方が知りたい」との質問がありましたが、アジサイは品種によって、ドライフラワーにできるものとできないものがあるのでしょうか?
「ドライフラワーは枯れた状態を美しく楽しむものなので、向いていない品種や色(淡い色や白など)があります。アンティークカラーのアジサイなどは、色が濃いのでドライにしても色が残りやすくオススメです。逆に、淡い色合いのアジサイは、どんどん茶色くなってしまうので向いていません」
ーー今回の吸水方法以外に、しおれた花を復活させる方法はありますか?
「どの花にも向いている深水法は、知っていると便利です。花の吸水力が落ちていても、水圧で水が花に届くので元気になりやすいです。茎先をカットして、切り口を新しくしてから、深い水に入れて水圧で水を与えてください」
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FLOWERさんは、数量限定で売り切り販売することで、新鮮な花を手に取りやすい価格で提供するオンラインのお花屋さん。インスタグラムは、花を長く楽しむコツやドライフラワーの作り方など、花にまつわるアイデアが満載です。
FLOWER
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(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース・東寺月子)