「ご当地マンホールふた」に感動→Tシャツにしたらかわいいのでは? 岡山県は「桃太郎」、9月に全都道府県を制覇予定

山陽新聞社 山陽新聞社

 犬、サル、キジを従える桃太郎をカラフルに描いた岡山市のご当地マンホールふた。何げなく足元で目にするこの絵柄を主役にしたTシャツが出来上がった。日本各地のデザインマンホールをモチーフとする京都市のアパレルブランドが企画した。

「漫画チックでかわいらしい」

 岡山市によると、ふたの絵柄は市職員が考案し1986年に初登場。市街地を中心に多く使われている。ジャパンアンダーグラウンド代表の足立拓海さん(26)が「漫画チックでかわいらしい」と採用を決めた。

 旅行好きの足立さんはヒッチハイクで日本一周をし、海外はボリビア、モロッコ、インドなど40カ国を巡った経験を持つ。特に日本のマンホールふたのデザイン性の高さや種類の豊富さに感動。「地域の歴史や特長が一目で分かるガイドブック」と魅力にはまった。

 モデルの仕事をしていることから、アパレルを通じて発信しようと2021年7月、第1弾のTシャツを発売。これまでに現地を訪れては地域色あふれる絵柄を選び、自治体から使用許可を得た上で56種類を手がけた。

9月に全都道府県そろう予定

 中国5県分は5月下旬にお目見えした。岡山県は岡山市の桃太郎のみ。広島県は呉市の戦艦「大和」を選んだ。9月までに全都道府県分が完成する予定。

 新型コロナウイルス禍で疲弊した行楽地を見てきた足立さん。「商品を通じて地域に興味を持ってもらえたら。Tシャツを着て観光して」と話す。1枚4100円。白と黒の2色で4サイズ用意。ブランドのホームページhttps://japanunderground.shop/から購入できる。

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