二次元の世界からそのまま抜け出してきたような可愛らしい初音ミクのコスプレイヤー、ねむりちゃんさん(@nemuri_milky)。女装に目覚める前の純朴な少年だった“ビフォー写真”がTwitterに投稿され、「人間変われるもんやなぁ…」「やば過ぎ」と大きな反響を呼んでいます。その衝撃は海を渡り、外国人とみられるアカウントからも英語や韓国語などでコメントが続々。おとなしそうなメガネの「オタク男子」として、初音ミクに「ガチ恋」していた過去を公開したねむりちゃんさんに取材しました。
もともと小さい頃から「可愛い」ことに興味があったというねむりちゃんさん。周りの視線が気になって表に出すことはなかなかできませんでしたが、中学生のときに我慢できずメイクを始めたのが転機になりました。とはいえ、コスプレ歴はまだ1年ほどだといいます。
—「男の娘」になる前は、どんな「男の子」だったのでしょうか。
「男子3兄弟の家庭で育ち、高校までは極真空手をやっていました。なので、今からは想像できないようなものすごく体育会系の子供でした」
—コスプレ姿を見て、どんな言葉をかけられると嬉しいですか。
「可愛くなりたいと思ったきっかけが初音ミクで、彼女みたいになりたいと思ってここまで頑張ってきたので、やっぱり『二次元から出て来たみたい!』とか、『男性に見えない』と言ってもらえると、ものすごく嬉しいです」
ねむりちゃんさんはコスプレ以外にも、ジェンダーレスのコンセプトカフェ「Candye♡syrup」で働いたり、ボカロPをしたりと、多彩な活動を展開しています。最後に、今どんなところに楽しさややり甲斐を感じているのか聞いてみました。
「やっぱり色々なことに挑戦できるのが幸せです。コスプレ活動ではもっと初音ミクに近づけるように衣装を自分で作ったりもしてみたいですし、コスプレの大会などにも挑戦してみたいと思っています。ボカロP活動では、もっとうちの初音ミクを広められるように作曲を頑張りたいです!」