「うちの猫の香箱座りは一味ちがうぜ」とつぶやき、tkn(@tatatano129)さんがTwitterに投稿した愛猫の写真が話題です。7万6千以上のいいねがついた写真に写っていたのは、ツイートの通り、猫が前足を身体の下に折りたたむ一般的な「香箱座り」とは一味違った、なんともユニークな「香箱座り」でした。
「このまま体の真横に向かって腕が生えて、すごいスピードで動き出しそう」というリプライも寄せられた、一味違う香箱座りの猫ちゃんについて、飼い主のtknさんにお話を聞きました。
これは航空機「オスプレイ」
「腕立て伏せ中かな」
「これはオスプレイ」
「人間がうつ伏せした時の手じゃないですか!え、人間入ってます?」
「さすが俺たちのしょぼぼ」
こんな愉快なリプライが寄せられたのは、この夏、5歳になる元保護猫の男の子、しょぼぼくん。個性的な「しょんぼり顔」で人気のねこちゃんです。
しょぼぼくんの独特な香箱座りについて、「夫は『ミニ四駆』って呼んでる」と、ツイートしていたtknさん。むにゅっと曲がった前足はもちろん、何かを凝視しているようなしょぼぼくんの視線、ソファに置かれた漫画など、気になるところ満載の「一味違う香箱座り写真」について、詳しく伺いました。
なぜこんなに面白い形になるのか……
ーーひと味違う香箱座りのしょぼぼくん。この前足はどういう状態なのですか?
「ほぼ真横に前足を伸ばし、そこから足首だけを内側にスナップさせている状態です。普通の香箱座りの前足を、そのまま外側に開いているだけのはずなんですが、なんでこんなに面白い形になるのか不思議です」
ーーしょぼぼくんの香箱座りはいつもこの、独特なミニ四駆スタイル…?
「いわゆる普通の香箱座りをすることはほぼなく、毎回このスタイルです。うちに来た時からずっとこれなので、彼の個性なのでしょう…。初めて見た時は独特過ぎて私もびっくりしました」
ーーちなみに、この時のしょぼぼくんの目線の先には何が…?
「目線の先には何もありません(笑)。くつろいでぼーっとしている時によくこのポーズをしているので、おそらくこの時も彼は虚空を見ていると思われます」
ーーなんと(笑)。見切れている漫画も気になっています…。
「これは『最強伝説黒沢』という漫画のコミックスで、夫によると、最高傑作だそうです」
ーー撮影後のしょぼぼくんはどうなったのでしょうか?
「この後どうなったか覚えていません(笑)。でもソファにいる時はリラックスしている時なので、そのままくつろいでいたんじゃないかと思います」
◇ ◇
子猫の頃から約2年間、保護猫シェルターや預かりボランティアさんの元にいたという、しょぼぼくん。ボランティアさんの間では人気者だったものの、なかなか良い出会いがなかったそうです。
そんな時、「しょぼぼの大きくてもっちゃりした体つきと、独特の顔が大好き」という飼い主さんとついに出会えた、しょぼぼくん。今ではtknさんご夫妻に不器用に甘えながら、たくさんの人を笑顔にしてくれています。