「我が家の見解では、めっちゃお利口さん♡よく頑張りましたー♡帰りの楽ちん自転車。舌しまい忘れてるよ」とつぶやき、柴犬ハナ(@87shiba87)さんがTwitterに投稿した2本の動画が話題になりました。
そこに映っていたのは、動物病院の診察台の上で保定され、チャウチャウ犬のような顔になりながら「ヴァーッ!」と唸って荒ぶる柴犬の姿。そして2本目の動画には、さっきまでの荒ぶりが嘘のように、天使のような笑顔を浮かべて帰宅する柴犬の姿が映っていました。
全犬種の中でもっともオオカミに近いDNAを持つと言われる、柴犬。同じ犬とは思えないほど、柴犬の野性味と愛らしさの両極の魅力が詰まったビフォーアフター動画について、飼い主さんにお話を聞きました。
柴犬の魅力満載「違い過ぎるビフォーアフター」
「ぎゃーっのお顔に笑ってしまったよ」
「注射中とその後の顔が違い過ぎて、申し訳ないけど笑ってしまいます」
「終わった後の晴れやかな笑顔」
「帰りはいい事あったかな?」
こんな楽しいリプライが殺到したのは、12歳になる柴犬の女の子、ハナちゃん。普段は笑顔が可愛い穏やかなハナちゃんですが、飼い主さんによると、生粋の和犬魂を持つ「がんこちゃん」なのだとか。笑顔で拒否柴を繰り出す楽しい姿でも人気のわんちゃんです。
ハナちゃんはこの日、年1回のわんこと飼い主の義務「狂犬病予防注射」のため、動物病院へ。病院では毎回チャウチャウ顔になって抗うというハナちゃん。注射後は安静のため、飼い主さんが押して歩く自転車のカゴに乗せてもらい、さっきまでのすさまじいムキ顔が嘘のような可愛いニコニコ顔だったハナちゃんのビフォーアフターについて、詳しく伺いました。
柴犬魂の叫び「アタシに触らないでぇー!」
ーー診察台でハナちゃんを保定しているのはお父さんですか?
「はい。そうです」
ーー病院に着いた段階で、ハナちゃんの尻尾はしょんぼりしていたそうですね…。
「病院まではルンルンで歩いて来たんですけどね(笑)。待合室に着いた途端、しっぽを下げて『チーン…』って感じでした」
ーーやはりハナちゃんは動物病院が苦手…?
「診察台に乗った時点から警戒が始まり、診察が始まると同時にお父さんによる保定が始まります。すると、『やめてぇー!アタシに触らないでぇー!』と騒ぎ始めます」
ーー診察室ではものすごいムキ顔で唸っていたのに、帰りにはもうニコニコ顔でしたね。
「イヤだったことは忘れて、自転車のカゴに乗せてもらい『楽ちん楽ちーん♡ルンルンルン♡』という気持ちだったのではないでしょうか」
ーーご帰宅後、ハナちゃんはオヤツのごほうびをもらえたのでしょうか?
「お父さんからオヤツをもらっていたと思います」
◇ ◇
普段はニコニコの笑顔が天使のように可愛いハナちゃんですが、実は、「今どきな感じの社交的な柴犬ではなく、めちゃくちゃ飼い主に忠実なタイプの柴犬です。知らない人には身体も触らせないんですよ」と、飼い主さん。
そのため、動物病院での荒ぶりはハナちゃんの得意技。それでも今年はかなりマイルドでお利口さんだったそうです。ハナちゃんも飼い主さんも病院の先生もお疲れさまでした。
■柴犬ハナちゃんのInstagram『ハナちゃんとあたし。』