「日本語分かってるよねー。お利口さん」とつぶやき、柴犬ハナ(@87shiba87)さんがTwitterに投稿した動画が話題になりました。そこに映っていたのは、公園の遊具の前に座る柴犬が、「よいしょ」「もういっこ、よいしょ」「伏~せ」という飼い主さんの声を合図に、次々にポーズを取っていく可愛い様子!
「可愛いすぎる♡」
「ワンちゃんなのか?」
「中に誰か入っているね」
「なんですかこの可愛さと賢さ」
こんな絶賛のリプライが寄せられた「日本語をわかってる」ように見える柴犬について、飼い主さんにお話を聞きました。
飼い主の「言葉」を理解してる
「アゴ乗せ可愛い。言葉を完璧に理解してるね。強い絆」と、飼い主さんとの強い信頼関係とその賢さに感心のリプライが寄せられたのは、11歳になる柴犬の女の子、ハナちゃん。ハナちゃんは公園の切り株風の遊具にぴょん!と飛び乗ったり、縁石の上を歩くのが得意で、チャームポイントは可愛いニコニコ顔。しかし、雨の日の散歩や、散歩から帰りたくない時は「拒否柴」を発動する、柴犬らしいガンコな面もあるそうです。
まるで人間が中に入っているかのように、「日本語がわかってる」ハナちゃんについて、飼い主さんに詳しくお話を伺いました。
魔法の言葉「よいしょ」
ーーこの遊具では、いつも今回のようなことをしてくれるのですか?
「この遊具は、いつもハナがぴょんと乗っている切り株の後方にあります。切り株には毎回お散歩で公園に来る度に乗りますが、この遊具はたまに立ち寄るくらいなんです」
ーーハナちゃんは「よいしょ」という言葉を理解しているように見えますね。「よいしょ」という言葉はどんなふうに教えられたのですか?
「ほぼ、よいしょして!の一言でいろんなお願いをしていますが、切り株に飛び乗る時は、ぴょんして!と言ってお願いすることもあります。言葉の後に、場所や物を指で指すと、そこに乗ったり立ったりします」
ーー「よいしょ」や「伏せ」の他にもハナちゃんが理解している「日本語」は?
「他のわんちゃんたちも理解していると思うんですが、①ごはん食べる? ②おやつ食べる? ③散歩行く? ④ハイタッチ ⑤ゴロンして!などは、理解してると思います」
ーー動画の最後、「伏~せ」で鉄棒にアゴを乗せた後、ハナちゃんは「おやつ」のご褒美をもらえたのでしょうか?
「ほぼほぼ、言葉でホメ殺しですが、飼い主がおやつを持ってる時は、あげます。伏せ!の後は、疲れるとお座りに戻りますが、指示を出すまではがんばって立っちしています」
◇ ◇
海外の研究によると、犬は人間が発する言葉を平均で89単語まで理解しているそうです。さらに、人間が発する言葉のニュアンスやイントネーションを理解し、本気でホメているかどうかもわかるのだそう。「日本語がわかってた」ハナちゃんの飼い主さんのように、わんちゃんたちをホメる際は、「本気」でたくさんホメてあげたいですね。
■柴犬ハナちゃんのInstagram『ハナちゃんとあたし。』