毛色に一目惚れした猫は心臓病だった お尻ポンポンと猫草が好き、先住猫と3匹、穏やかに暮らす

渡辺 陽 渡辺 陽

公園で母猫と一緒に保護

メープルちゃん(13歳・メス)は、保護団体が公園内で一斉捕獲した時に母猫と一緒に保護された。カラスに襲われた傷があったり、猫風邪で結膜炎になっていたりしてひどい状態だったという。

石川県在住のSさんは、先住猫たちを譲渡してもらった保護団体のホームページでメープルちゃんの写真を見た。

「きれいな色に一目惚れしてお見合いをしました。生後2ヶ月くらいでした」

心臓病はあるが、穏やかな毎日

メープルちゃんを迎えた時、Sさん宅には2匹の先住猫がいた。最初は威嚇されたが、すぐに馴染んだそうだ。毛色にちなんでメープルちゃんと名付けた。

好きなことはお尻をぽんぽん叩いてもらうこと。夜、Sさんが家事を終えると、すぐに膝の上に座りにくる。猫草が好きなので、Sさんはせっせと猫草を栽培しているという。

メープルちゃんは脂質異常症と心疾患、肥満細胞腫を患っている。心臓の薬は欠かせない。

「心臓のお薬、嫌なのに頑張って飲んでくれてありがとう。息が切れる時やしんどい時、見守ることしかできずごめんね」と心の中で声をかけている。メープルちゃんは大病を抱えながらも、みんな一緒に穏やかな日々を過ごしているという。

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