立位で食べるために「ベイリーチェア」の使用を開始 2カ月後に自分から入るように
――食べさせるのも大変だったのですね…ベイリーチェアを使い始めたのは。
「ベイリーチェアを使い始めたのは2年くらい前だったと思います。オーダーメイドで国内唯一のベイリーチェア専門店『Piyo Piyo Factory』さんにお願いをしました。サイズは、お尻を床につけた状態でお尻から首までの高さ(38センチ)、横幅(13センチ)、胴回り一周の長さ(32センチ)と、おとくんにぴったりのサイズで作成していただきました」
――ベイリーチェアを使い始めたころのおとくんの反応は?
「初めは入るのを不思議がっていましたが、出たくてもピッタリおとの幅にフィットしているため出られないみたいです。毎回ドアを開けておとを中にセットして入れていました」
――動画のように自分から入るようになったのはいつ頃?
「ベイリーチェアを使用して2カ月くらい経った頃、ごはんの支度を見たら自分から走って入るようになりびっくりでした!(笑)今ご飯は1日3回。重力でごはんを胃に落とすため、食べたあとは1時間ベイリーチェアの中に入っています。嫌がっている時は出してあげて、抱っこひもで抱っこしていますが…」
飼い主「大変な病気の分、絆が深まった」
――体重は変わりましたか。
「体重は変わりません。ご飯をあげても全部胃に栄養がいっているわけでもないようで、やせないことを目標にしています」
――同じ巨大食道症に悩むワンちゃんの飼い主さんへメッセージをお願いします。
「今は毎日元気に過ごしています。巨大食道症は大変な病気ですが、食べさせ方を工夫するなど知識をもって生活していけばまだまだ元気に過ごせると信じています! 大変な病気の分、おとくんとの絆が深まっている気がします。同じ病気と闘っているワンちゃんの飼い主さま、一緒に頑張っていきましょう!」
巨大食道症のおとくん。これからも、ベイリーチェアでおいしいご飯をたくさん食べてくださいね。