tl_bnr_land

「いただきまーす」先天性「巨大食道症」の犬 立ってご飯を食べる専用チェアに自ら入る「お利口さん」

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「今日も今日とて…ベイリーチェアに自ら入るのです #巨大食道症」

巨大食道症のワンちゃんがご飯を食べるために製作されたベイリーチェア。カニンヘンダックスのおとくん(雄・3歳3カ月)がベイリーチェアに自分から入る動画がTwitterで話題になりました。

投稿したのは、おとくんの飼い主さん(@RonOto9134)。おとくんは生後10か月の頃、食道の機能が低下し、食べ物をうまく胃に運べなくなってしまう病気「巨大食道症」と診断されました。2年ほど前から、体が垂直に保たれ、重力によって食べ物を食道から胃に送ることができる犬用ベイリーチェアに入ってご飯を食べているといいます。

今では自分からベイリーチェアでスタンバイし、ご飯が出てくるのを待っているとか。そんなおとくんの姿に「お利口さん」「立派で愛らしい」「ポジティブ」などと感激する人たちからたくさんのコメントが寄せられています。

「おとくんお利口さんだねぇ」
「ちゃんとチェアに向かう様子が可愛い!!」
「上手に開けてスタンバイしてますね」
「嫌がるどころか、自ら積極的にその姿勢になろうとする姿、本当に立派で愛らしいです」
「お食事の時間が楽しみで仕方ないんだなって分かるくらいルンルンで、ポジティブな気持ちで病気に立ち向かっているのがステキです」

多くの人たちの心をわしづかみにしたおとくん。病気のことやベイリーチェアのことなど、飼い主さんに聞いてみました。

生後10カ月のころ、体重が減ってきた…検査で、巨大食道症が判明 それも治療法のない先天性だった

――おとくんが、先天性の巨大食道症と診断されたときのことをお聞かせください。

「生後2カ月くらいにお迎えし、その時から食後に何度も吐いていました。毎月動物病院に検診に行き、その都度吐いていると伝え、始めは胃もたれでは?と言われ、最初は病院でも分からずでした。生後10カ月の頃、体重が減ってきたことに先生が異変を感じ…そこからいろいろ検査が始まり、巨大食道症だと判明したんです。おとの場合は先天性だと言われました。先天性の場合は治療法がないと言われてしまい、目の前が真っ白になったのを覚えています」

――診断後すぐにベイリーチェアを使用したのでしょうか?

「先生に立位で食べさせてと言われて…当時は日本にベイリーチェアが販売されてないと聞き、何とか立位させる方法を必死で探していました。初めはおとの立った高さくらいの台を置き、そこで立たせて食べさせていたんです。ただ餌も逆流してきちゃうのでカリカリの餌を粉々にして、缶詰もミキサーにかけてそれを水で薄めたりして。その後縦抱きをしていました」

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース