自腹で負担した経費を精算時に申請しなかった経験がある営業職の人が4割超――そんな調査結果が、株式会社ペイルド(東京都中央区)の「経費精算や自腹立替」に関する実態調査で分かりました。また、経費を精算時に申請しなかった理由については、「面倒だったから」「金額が少額だったから」などに回答が集まったそうです。
調査は、従業員数500人以下の企業で働く全国の20~69歳の営業職男女500人を対象として、2023年1月にインターネットで実施されました。
調査によると、月末月初の経費精算時、領収書の提出方法で最も多かったのは「紙の領収書を出社して提出する」(90.4%)でした。一方、電子の領収書データを経費精算ツールなどにアップロードし「データで提出する」は、わずか10.6%で紙での提出方法に比べ大幅に少ない結果となりました。
続いて、「経費を自腹で負担したにもかかわらず、経費精算時に申請しなかった経験の有無」を聞いたところ、43.8%の人が「申請しなかった経験がある」と回答。
また、「申請をしなかった理由」については、「面倒だったから」(46.6%)、「金額が少額だったから」(40.2%)で9割近くを占めたほか、「申請しづらい社風のため」(28.3%)、「領収書を紛失したため」(24.2%)といった回答も挙げられています。
さらに、「月あたりの立替経費項目」についても複数回答可で答えてもらったところ、最も多かったのは、「近距離交通費(電車やタクシーなど)」(64.2%)でした。次いで、「交際費(会食、手土産など)」(50.2%)、「出張費(宿泊費や新幹線など)」(38.4%)、「会社備品・消耗品費(文房具、封筒など)」(36.4%)などが挙げられました。
最後に、「月あたりの立替金額」については、「3000円~」(15.2%)が最多。また、48.0%と半数近くの人に毎月「1万円以上」の立て替えが発生しており、そのうち「10万円以上」と答えた人は9.2%と1割近くに上ることが分かったそうです。
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【出典】
▽株式会社ペイルド/【経費に関する実態調査】90%以上が経費精算のために出社し、紙で領収書を提出
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000030365.html