「これぞ真のサポーター…」たった1人で声をからし続けるサッカーファンの姿に称賛集まる 天皇杯1回戦でのFCマルヤス岡崎

小森 有喜 小森 有喜

サッカーの第103回天皇杯全日本選手権が5月20日に開幕し、栃木シティ(栃木県代表)とFCマルヤス岡崎(愛知県代表)が、栃木県グリーンスタジアムで対戦しました。アウェー岡崎のゴール裏スタンドでたった1人、太鼓をたたきながら声をからし続けた男性サポーターの姿がSNSで拡散され「かっこいい」「これぞサポーターのあるべき姿」と称賛の声が集まっています。

FCマルヤス岡崎は、Jリーグ(J1〜J3)に準ずる日本フットボールリーグ(JFL)のクラブ。この日、岡崎のゴール裏に陣取ったのは男性1人だけでしたが、選手の個人名などを記した横断幕を掲げ、自ら太鼓をたたきながらチャント(応援歌)やコールで選手を後押しし続けました。

現地で応援していた栃木シティサポーターの女性は、その姿に感動すら覚えたといいます。「チャントもはっきり聞こえたし太鼓が止まることもなかった。本当に素晴らしく、尊敬しました」

試合は延長戦にもつれ込み、4対1で岡崎は敗れました。計120分、応援し続けたサポーター。試合後には岡崎の選手だけでなく、栃木の選手たちも男性のもとへ挨拶に訪れました。選手が一列になり「ありがとうございました」と男性に頭を下げると男性もお辞儀を返し、互いに健闘を称え合いました。

ツイッターでは「1人で120分はやばい」「チーム愛がすごい」「両チームともに自然とリスペクトする雰囲気が生まれた素晴らしい試合だった」といった声がありました。

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