「This weekend...」ホームランボール騒動にヤクルト助っ人が粋なツイート 「なんて素敵」「ナイスガイ」の声続々

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5月2日の巨人ヤクルト戦(東京ドーム)で起きた「ホームランボール騒動」にヤクルトのホセ・オスナ選手が反応した。ホームランボールを取り損ねた少年にボールをあげたいという趣旨のもので、SNSでは「なんて素敵なの」「ナイスガイ」と称賛の声があがった。

事案が起きたのは6回表ノーアウト、ヤクルトの攻撃中。山田哲人選手が放った打球が、ヤクルト側のレフトスタンド最前列に飛び込んでいった。メガネの男性と野球帽を被った少年の2人がボールを取ろうとしたが、最終的にボールを手にしたのは男性の方だった。

SNSではこの場面の動画が瞬く間に拡散。「子どもからボールを奪った」「もぎ取っている」として男性を批判する投稿が相次ぎ、男性の本名や顔写真、親族を特定するなど行き過ぎた誹謗中傷、プライバシー侵害の投稿も目立った。これを受け、男性の代理人弁護士が声明を発表するまでの騒動に発展。男性はボールを少年から奪ったわけではないと説明しており、著しい中傷の投稿などには「法的措置を検討している」とした。

ボールを取ることができず残念そうな表情を浮かべていた少年への同情の声も根強い中、オスナ選手が10日にツイッターを更新。騒動に言及したツイッターユーザーに返信する形で「We can give a (ボールの絵文字) to the kid this weekend」(訳:今週末、この子にボールをあげることができる)とコメントし、子どものために何かしてあげたいという意思をのぞかせた。ヤクルトは今週末の12日から本拠地明治神宮野球場で3連戦に臨む予定だ。

オスナ選手は来日3年目。今シーズンも主に村上宗隆選手に続く5番打者として、打率3割(10日時点)をマークするなど中心選手として活躍し、ファンに親しまれている。ツイートに対して英語で感謝や称賛の意を示すファンも多く、「良い人すぎる」「ホントにナイスガイだ」といった反応があった。

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