東京都の新橋駅から豊洲駅を結ぶ新交通「ゆりかもめ」。公式サイトでは、ビュースポットとして東京タワーやレインボーブリッジなどが紹介されており、車両から見られる美しい景色もその魅力のひとつです。そんなゆりかもめで起こった心温まるエピソードがツイッターで大きな話題を呼んでいます。
投稿者の「とあるコンサルタント」(@consultnt_a)さんは、ある日子どもさんと一緒にゆりかもめに乗車しようと駅を訪れました。なかでも見晴らしの良い先頭車両・一番前の座席に座るべく列に並んでいましたが、列の前には電車好きと思しき大人が数人。コンサルタントさんが「こりゃ(座るのは)無理だな」と半ば諦めていたところ、予想通り先頭の座席は瞬く間に埋まってしまいました。
しかしその後、先頭座席に座っていた人がこちらに気づき、子どもさんに席を譲ってくれたそう。コンサルタントさんは一連の出来事を、「真のガチ勢のあり方を見た」とツイッターに投稿。3.1万いいねがつくほど話題を呼びました。
コンサルタントさんに話を伺ったところ、子どもさんは前々からゆりかもめの先頭座席に座ることを心待ちにしていたそうで、出来事は先頭車両に乗るためにあえて1本見送った後でした。席が埋まったあと、コンサルタントさん親子が立っていると、先頭座席に座っていたうちの1人が子どもさんに声をかけてくれたといいます。
子どもさんはお礼を伝えて、無事先頭座席からの眺めを楽しむことができました。さらに、2駅ほど通過したタイミングで子どもさんが車内にいた自身よりも小さい子に自ら席を譲ったそうなのです。
コンサルタントさんはそれにも感動し、「譲り合いのバトンが繋がった形になり、良かったと思ってます」と語りました。
コンサルタントさんの投稿には、「真のガチ勢は布教活動を忘れない」「本当にその事が好きな人って、ルールやマナーをしっかり守って、その範囲で、楽しんでますよね」「ご新規様を大切にするオタクの鑑」と絶賛のコメントが相次いでいます。