婚活中の人に聞いた…「東京で子どもを1人育てるのに必要な世帯年収は?」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

婚活中のみなさんは、子どもを育てるために、どのくらいの世帯年収が必要と考えているのでしょうか。日本結婚相談所連盟で活動する全国の男女1539人(男性945人・女性594人)に聞いたところ、東京以外の地域では、子どもが1人の場合、「700万円」が最多となった一方で、東京に住む人では、「1000万円」が最多だったそうです。

婚活事業を複合展開する株式会社IBJ(東京都新宿区)が、「理想の将来」と題して、2023年3月にインターネットで実施した調査です。

調査によると、将来的に子どもを望む婚活者は79.8%。これを男女別で比較すると、女性は「30~34歳」(90.8%)、「25~29歳」(88.9%)」、男性は「25~29歳」(94.9%)、「30~34歳」(93.5%)となり、女性よりも男性の方が子どもを望んでいる人が多い結果になりました。

また、「子どもが欲しいと思う」と回答した1211人に対して、その理由を複数回答可で教えてもらったところ、「生きがい・人生の充実につながるから」(60.3%)が最多となった一方で、「子どもは欲しいと思わない」と回答した309人では、「年齢的に難しいと思うから」(72.2%)が最多となり、晩婚化に伴い、年齢が上がるにつれて子どもを産むことへのハードルを感じている人が多いことがうかがえます。

続いて、「子どもが欲しいと思う」と回答した1211人に対して、「子どもは何人欲しいですか」と聞いたところ、「2人」(61.4%)と「1人」(29.4%)で大半を占める結果となりました。

また、「希望する子どもの人数を育てる為に必要だと思う世帯年収」については、「1人」だと「700万円」(34.4%)であるのに対し、「2人」だと「1000万円」(29.4%)を希望する人が多くなっています。

一方、東京では、「1人」を希望した時点で、世帯年収「1000万円」(27.9%)を選択する人が最多となりました、東京外では「1人」も「2人」も希望する世帯年収は「700万円」が最多となり、都内は他道府県と比べ、子育てにもお金がかかるという認識があることがうかがえました。

さらに、「子どもを持ちたいという人が増えるために充実すればよいと思う支援・補助」を複数回答可で答えてもらったところ、「育児支援」(84.2%)、「教育支援」(76.9%)などが上位となったほか、「婚活支援」(44.7%)も4割を占めました。

最後に、「産後の働き方」について聞いたところ、「共働きをしたい」(47.1%)、「時間を制限して働きたい(働いてほしい)」(21.4%)などで7割を占める結果となりました。

回答者からは、「金銭的な余裕があった方が、子どもの将来の選択肢を増やせると思う」(20代女性)、「何かあったときのための貯金が必要だから」(20代女性)、「少しでも経済的に余裕をもち、安心感ある家庭を築きたいから」(30代男性)、「自分の収入だけでは足りないと思うから」(30代男性)といった声が寄せられたそうです。

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【出典】
▽婚活事業を複合展開する株式会社IBJ
http://www.ibjapan.jp/
https://www.ibjapan.com/

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