楽しみにしていたのに…ポケモンの整理券がなくて5歳児しょんぼり 突然の奇跡を漫画でSNSに投稿したら…さらなる奇跡が

ししまる555 ししまる555

「ポケモンのイベントで凄く親切にしていただいた話」と題して、心温まるエピソード漫画がTwitterに投稿され、約4万いいねを集めて話題となりました。池袋のポケモンセンターメガトウキョーで開催されていた、「ポケモンARイベント」で体験した出来事です。

「ポケモンARイベント」は自分自身の映像を撮影し、伝説のポケモン「コライドン」「ミライドン」と一緒に冒険をしている合成ムービーを生成し、スマホにダウンロード保存できるという無料アトラクション。3月3日から4月20日までの期間限定開催で、話題を呼びました。

 漫画を投稿したのは、5歳の娘さんを持つお母さんのもちこさん(@mochico913)。ポケモンが大好きな娘さんのために、夫婦で「ポケモンARイベント」に向かいます。しかし、もちこさんがイベント会場に到着すると、既に当日の整理券は無くなってしまっていました。落ち込む娘さんを慰めるもちこさん夫婦でしたが、見知らぬ男性に「すいません……」と声をかけられます。

「整理券を持ってない方ですよね?1枚余ってるんですけど……もらってくれませんか?子どもと一緒に来て、大人の分と2枚もらったんですけど、人気だし大人は乗らなくていいと思って……」とのことで、なんと無料で譲ってくださるとのありがたいお申し出でした。

 目を輝かせる娘さんの横で、「ありがとうございます、なんとお礼を言っていいか……!」と伝えるもちこさんですが、「いいですよ~」とクールに去っていかれる男性。おかげさまで、念願だったポケモンの世界に入ることができて、大喜びだった娘さんでした。

 なんと後日、その男性がTwitterで見つかり、DMでお礼を伝えることができたというもちこさん。その男性は、小学2年生の息子さんを持つ、しげたしげるさん(@shigetashigeru)さんでした。しげたさんがイベントに参加した様子をツイートしていたところ、そのツイートに投稿されていた息子さんの服装などから気づいたそうです。

 しげたさんに、イベント当日の状況を聞きました。

ーーしげたさんが整理券をもらえたときの状況を教えてください。

「最初は4月9日のお昼前に行ったのですが、そのときは整理券がもらえず断念し、翌日の朝8時半過ぎにもう一度行き、整理券をもらうことができました。10時開始のイベントだったので、少し早すぎたかなと思っていましたが、既に行列ができていて、11時40分の回でした」

ーーもちこさんの娘さんが落ち込まれているのを見て、お声がけされたのでしょうか?

「そうです。こちらのイベントでは、整理券をもらってから、整理券に書かれた時間に集合してくださーい!という流れで、それまでけっこう時間があったため、会場周辺のポケモンのイラストとかマスコットとかのフォトスポット前で記念写真を撮っている中で、もちこ様の状況に遭遇して、お声がけさせていただきました」

ーーイベント当日の息子さんのコスチュームは、手作りですか?

「息子がイベント当日に着ていたオレンジアカデミーの制服は、イベントに行くことが決まってから、大急ぎで準備しました。私自身がコスプレイヤーをしていて、手作りしました。今回の制服はイチから作るのではなく、既製服に手を加えたものなので、そんなに難しいものではないです」

ーーイベントチケットを譲られたときの、息子さんの反応はいかがでしたか?

「とと!(お父さんの意)あの子よかったねぇ!と言って頭を撫でてくれました(笑)」

ーーもちこさんからDMでご連絡があったそうですが、漫画を読まれていかがでしたか?

「もちこさんからDMでお礼をいただく少し前に、イベント時の出来事を話していた知人から、『これって貴方のことじゃない???』と伝えられたということもありました。もちこさんと現地でお会いした時間は少しだけなのですが、私の特徴がすごく捉えられてて、絵を描かれる方の観察眼にびっくりしました。素敵すぎる感じで描いてくださって、嬉しいです」

 リプライや引用ツイートでは、多くの反響が集まりました。

「こんな素敵な人に私もなりたい……!」
「こんな親切が波及して、優しい世界になりますように」
「相手が受け取りやすいよう、言葉を選ばれていて優しすぎる」
「子どもの喜ぶ笑顔が一番!!!」

※今回のイベントでは整理券についてのルールは特別アナウンスされていませんでしたが、他のイベントによっては、チケット等の譲渡を禁止されていることもありますので、公式のアナウンスに従ってください。

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