沖縄・久米島の繁華街をうろついていた子猫 東京で優しい家族に出会う お腹も弱く怖がりだったが超甘えん坊に

渡辺 陽 渡辺 陽

偶然が重なって

三太郎くん(3歳・オス)は、沖縄県の久米島で母猫と兄弟猫3匹で繁華街をうろついていたところを保護された。生後6ヶ月〜1歳未満くらいだった。その後、沖縄の動物病院で検査を受けた後、猫リパブリックで里親を探すことになったという。ただ、猫カフェのお店が定員オーバーだったため、預かりボランティアさんの家で家猫修行中にホームページに掲載された。

東京都在住の宮下さんは、昔から動物、特に猫が大好きで、社会人になったら猫と一緒に暮らすと決めていた。大学生の時に初めて保護猫カフェを訪れ、折角猫と暮らすなら過去に大変な思いをした猫の中からご縁を探したいと思い、2021年3月頃に猫リパブリック池袋店のホームページを見たそうだ。そして、三太郎くんを見つけた。

「ホームページの写真を見た時もう1匹候補の子がいたのですが、その子は仲良しの子と2匹一緒でないと譲渡ができないということでした。現在の家の規約が猫を1匹までだったので、もう1匹気になっていた三太郎を選びました」

同年3月末にトライアルをスタートして、2021年4月11日に正式に譲渡してもらったという。

太陽のように明るい子になれ

三太郎くんは1歳から3歳くらいの男の子で、白が入った柄の甘えん坊だった。宮下さんが望んでいた通りの子だった。

「初日はとても警戒していて、私に近づかず、うろうろしていました」

名前は、預かりボランティアさんが付けてくれた「さんちゃん」という名前に因んでいる。さんちゃんとは、沖縄の太陽のように元気で明るい子になってほしいという願いを込められている。その後、宮下さんが三太郎という和名を加え、「さんちゃん三太郎」となった。

最初の頃はビビりでお腹も弱く、病院に通ったりすることもあった。しかし、今では考えられないほど甘えん坊で元気に育っているそうだ。毎日宮下さんの腕枕で寝たり、じゃらしで遊んだりして楽しく過ごしている。また、宮下さんが帰宅すると玄関までお出迎えしてくれるほどの愛情深い性格。宮下さんが座ると膝に乗って嬉しそうにゴロゴロと言いながらリラックスしてくつろぐ。

「三太郎が家族になる前に関わってくれた方々が優しくケアしてくれたので、今の性格になったのだと思います。感謝しています。三太郎の成長を見守りながら、日々絆を深めています。彼の元気な姿と甘えん坊な性格に癒されながら、これからも幸せな猫との生活を楽しみたいと思います」

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