時を駆けるファンタ、お前はいつの時代からやってきたの…。Twitterユーザーのタルト(@Purintaruto4444)さんが投稿した写真。「わたしが生まれる前のファンタ」「懐かしい」と反応次第で年齢がばれそうです。
「河原で古そうなファンタの缶発見した」と公開された写真は、石の上に置かれたファンタグレープの250ミリリットル缶。半ば朽ちかけてはいますが、色使い、構図ともシンプルなデザインが確認でき、斜めに配したフォントが躍動感を伝えます。ちなみに現在のファンタグレープは果汁1%ですが、発掘された缶には「無果汁」と記されています。
知っている人は10代のころの淡い思い出と重ね合わせてとてつもなくエモい、知らない人にはナニコレ的なこのファンタグレープ。6万近いいいねとともに「1980年代あたりのデザインっぽい」「1974~1987年のデザインだねぇ」との生産された時期を言い当てるユーザーも。40年いやそれ以上を生き延びた歴戦の勇士のような空き缶のたたずまいに「時をかけるファンタ」「壮絶な人生…いや缶生だったんだろうな」「古そうだけど𝗇𝖾𝗐て書いてあんな」と称賛の声が上がっています。タルトさんに聞きました
「友達が見つけました」
ー世紀の発見です!
「友達と河原に遊びに行った帰りに、たまたまその友達が見つけました。その時友達はスルーしようとしていたのですが、これだけ古そうな缶なので何かしら価値があるかもしれないと思い撮影してツイートしてみました」
ーファンタ、飲みますよね?
「炭酸飲料全般は好きですが、やっぱりファンタですね。冷えた缶のファンタを夕方下校する時に飲むのが好きです!」
ー失礼ながら空き缶の残骸がここまで話題になるとは…
「こんなにも大勢の方に見てもらえるとは思っていなくて正直驚いています。結構年齢が離れているであろう方がリプライでこの缶が実際に売られていた頃の体験の書き込みをされており、現在とのギャップがとても刺激的でした。それから、恐らくポイ捨てされたこの缶が半世紀過ぎても分解されず残ってしまっている事実から、不法投棄の問題についてのリプライもいただきました。この投稿を見た人がそういう問題を考えるきっかけになって良かったと思うし、自分自身考えさせられました」
なお、タルトさんは撮影後、缶を元の場所に置いて帰宅したそうで、ツイートがバズって少し後悔しているそうです。場所は東海地方のある川です。