Z世代の間で昭和レトロブーム! ノスタルジックなソーダが若者に刺さる

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SNSが失われつつあるカルチャーを再発掘!

SNSが日常になっているZ世代の女性。日常的にフォトジェニックなものを求めている。そんな彼女たちの間でここ3年ほど注目を集めているのが昭和や平成初期のカルチャー。

1月期ドラマでスマッシュヒットとなった「ブラッシュアップライフ」でも、1989年生まれで33歳の主人公が歩んできた人生を何度も振り返るということから、当時流行したものが登場し、話題に。

懐かしいと思う世代はもちろん、「あれは何?なぜ流行ったの?」とそれを新鮮に感じるさらに若い世代が受けとるという構造にもなっている。

グルメ界もレトロブーム

飲食業界もここ数年レトロブームが続いている。その代表が大衆酒場。〝横丁〟や〝スタンド〟など、ポテサラやハムカツをつまみに気軽に立ち寄れる敷居の低いタイプの居酒屋が増えている。

同様に若い女性の間で人気なのが、純喫茶。レトロな内装の昔ながらの全国各地の名喫茶店を巡るファンも多い。また、80~90年代のインテリアや雑貨を使って新店ながらあえてレトロな雰囲気にしたカフェも増えている。

そんな喫茶店やカフェの人気アイテムとなっているのが「固いプリン」と「クリームソーダ」。ふわふわやとろとろではなく、昔スタイルの卵をたっぷり使いあえて固く仕上げたプリンの人気が再燃中。ドリンクでは「クリームソーダ」が定番となっている。

関西を代表するレトロ喫茶店のひとつが1948年創業の「喫茶 ソワレ」。京都の河原町という好立地もあり、日本全国から集まる女性で連日行列となっている。こちらの名物がゼリーだが、6種そろうクリームソーダも人気だ。

レトロ気分で楽しめるクリームソーダが登場!

今月18日にサントリーから発売されるペットボトルドリンクの「POP メロンソーダ」は、喫茶店で楽しめるメロンソーダをイメージ。大きな太文字のラベルなどレトロな印象。飲みごたえがありながらも、さわやかな後味が特徴で、味わいも喫茶店を意識したチューニングとなっている。

今年は、メロンソーダに加えて「POP ブルーサイダー」も発売される。ラムネ味の鮮やかな青色が目にまぶしく感じるほど。緑と青のソーダは、そのまま飲んでも爽快感が心地よいが、Z世代を中心とした女性が、アイスやチェリーをのせたクリームソーダ風やかき氷など、様々なアレンジで楽しみそうだ。

◆高田 強(たかた・つよし) フードライターとして関西エリアを中心に雑誌やwebで飲食店やフードトレンドについての記事を執筆。現在は「関西ウォーカー」、「おとなの週末」、「SKY WARD」などの雑誌、情報誌に寄稿。約月1回ペースで登場する関西テレビ「よ~いドン!」のほか、MBSテレビ「水野真紀の魔法のレストラン」などのテレビ番組にグルメ情報のナビゲーターとして出演。

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