すぐ汚す息子に、高価な「新品ランドセル」はもったいない→メルカリで新品同様「激レアマーク入り」をゲット! 中古市場に高まる注目

わたなべ こうめ わたなべ こうめ

入学シーズンから1カ月がたちました。小さな小学1年生が大きなランドセルを背負って登校する風景は、とても微笑ましいですよね。昭和のランドセルは赤と黒ばかりでしたが、令和ではカラフルなランドセルが登校風景を飾っています。ランドセルの変化は色やデザインだけではありません。近年ランドセルは価格高騰傾向にあり、中古市場に注目が集まっているのです。

すぐ汚してしまう息子に、新品はもったいない

R子さん(東京都在住、30代、パート)は、4月に入学した息子のランドセルをメルカリで購入しました。息子は靴もスボンもいつもボロボロ。バッグも投げたりして汚くなるので、新品で高額なランドセルはもったいないと思いました。

好奇心でメルカリを見ていたとき、とても綺麗な黒のランドセルを発見。どうやら国立小学校の黒のランドセルを女の子が2年使ったもの。親の転勤で転校することになったため出品されたとのことで、ほぼ新品でした。国立小学校のマークが小さく入っていますが、ほぼ目立たず誰からも指摘されたことはありません。

メルカリを調べると、中古のランドセルが多数販売されていることがわかります。1,000円台から数万円まで幅広い価格帯ですが、中古品は5,000円以下が相場のようです。販売者も「捨てるより使いたい人に使ってほしい」という思いがあるのかもしれません。

リサイクルショップや問屋セールでランドセルを購入する人も

中古ランドセルを探すのにインターネットは手軽ですが、実際に子どもに背負わせて決めたい人もいるでしょう。この場合は、リサイクルショップが選択肢に上がります。ランドセルを買い取り、販売しているリサイクルショップに行けば、実物を見て試してからの購入が可能です。

その他、ランドセルの価格を抑えたい人の中には、ランドセル問屋の型落ちセールで購入するケースもあります。型落ち品ですが未使用なので、とても良い状態です。数年前の型落ち品が半額以下になっていることも。

ランドセルのサブスクサービスもあり

近年では、ランドセルメーカーで有名なコクホー株式会社が、ランドセルのサブスクリプションサービスを開始。1つのランドセルをシェアして長く大切に使いながら、もっと気楽に楽しくランドセルを選べるようにと始めたサービスです。

小学1年生と小学6年生では好みが変化することも多く「小1の好みでランドセルを購入すると、高学年になって後悔するのでは」と心配する人もいるでしょう。サブスクならば、そのときの子どもの希望に合わせて随時ランドセルを選べます。色やデザインが増えて目移りしてしまう人にとって、ランドセルのサブスクは嬉しいサービスですね。

時代の変化とともに多様化するランドセル

子どもが小学校に入学するとき、当たり前のように新品のランドセルを購入する人は多いでしょう。もちろん「新品で揃えたい」という気持ちは素敵なことです。

一方で、高騰するランドセル代が家計の大きな負担になったり、SDGsの精神からリユースを考えたりなど、ランドセルの価値観は多様化しています。

江戸時代から続く長い歴史がランドセルにはあります。そして、時代とともにランドセルの在り方は変化しています。今後、中古ランドセルやサブスクは、新しい選択肢の1つとして定着するかもしれませんね。

ランドセルを選んだ時のエピソード

お子さんのランドセルを購入した時のエピソードを、保護者の方々にきいてみました。また、今後のランドセルのあり方についてもご意見をいただきました。

▽40代・一人っ子
娘には年中のはじめからラン活を始めました。コロナもあり、ランドセルショップへの入店予約解禁日はネットがつながらなかったり、とても大変でした。5、6軒回りました。長女と悩みに悩んで選んだ1品なので、今でも大切に使っていて大満足です。

▽40代・中2、小3男子
初孫ということもあり、長男には某有名鞄専門店で7、8万のものを祖父母に買ってもらいました。こだわりのない男子だったので、入店して3分で無難な黒のランドセルを選びました。
次男は、近所でたまたま通りかかった鞄屋の閉店セールで本人も不在のまま勝手に購入しました。祖父母からはお金だけを貰い、差額は他の購入品に充てました。

▽30代・パート
ランドセルたかすぎ!もったいない。あと重い。廃止してほしい。

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