「努力義務」になった自転車のヘルメット 大事なことだとは思いますが、先に徹底すべきことがあるのでは

ハイヒール・リンゴのつぶやき

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 この春から自転車に乗る際のヘルメット着用が、幼児や児童と同じように「努力義務」になりました。アンケートではやっぱり「かぶらなければいけないことはわかっているがかぶりたくない、かぶらない」が64%ほどおられるらしいです。その一方、かぶる人に関しては人気の型が品薄で予約待ちになっているといいます。

 確かにかぶると髪型のくずれが気になります。ムレないタイプもありますが、基本的にはスポーティーなデザインが多い。帽子のように見えるおしゃれなデザインの物は8000円ぐらいとお高いし、さらにお買い物や出勤などで使用する場合は盗難の心配もあり、持ち歩かなければなりませんし、かぶらない人が多いというのもうなずけます。

 自転車の死亡事故を見てみると出合い頭が多く、自転車の死亡・重傷事故では相手の76%が自動車。そのうち頭部に損傷している人の割合が6割というデータ。頭さえ守っていれば死亡事故は防げるということは理解していますし、大事なことだとは思いますが、事故を根本的になくす事は出来ません。

 例えば自転車のハンドルに傘を固定する傘スタンドば「さすべえ」ですが、「ぎりぎりグレー」の状態。傘を差した時の高さ、幅によって視界をさえぎったり通行妨害、風にあおられて転倒するなどで違反に問われる可能性があるとは言われていますが、結局どこかが責任を持ってきちんと指導されることもなく、特に関西では差している人が目立ちます。努力義務というだけのヘルメットも、同じようになるのではないかと思ってしまうのです。

 私は車を運転しませんが、免許は持っているので最低限の交通ルールは知っているつもりです。ヒロミさんもおっしゃってましたが、まず自転車を運転する人、キックボードに乗る人も含めて交通ルールの周知を徹底すべきだと思います。車を運転する人なら当たり前の交通ルールをわかっていない人が多いので、そういった方の乗った自転車が予測不能な動きをして危険だと感じる事が多々あります。

 自転車やキックボードを売る時に販売店サイドが講習するのか、警察がするのかそれこそ交通安全協会がするのか。自転車は庶民の「足」。免許制にすべきとまでは言いませんが、どこかがしっかり舵を取って最低限の交通ルールをきっちり指導頂かないと、ヘルメットをかぶっても事故は起きます。ヘルメットは事故に遭った時に防御するものであって、事故を防ぐ物ではないはずだと思うのですが。

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