「なんで配らないの？ 俺からの出張土産」ーーツイッター上で話題になった、男性社員が女性スタッフにお菓子を配らせる行為について当サイト「まいどなニュース」が紹介したところ、「経験ある」「うちの職場もこれ」「前々からおかしいとは思っていた」「時代遅れ」など、多くの反応が寄せられました。そこでまいどなニュース編集部では、関西圏の企業に勤務する20〜70代の男女に聞きました。「あなたの職場では、女性にお菓子配りを頼んでいますか？」
30代女性「見たことあるし、やったこともある」
まずは、勤務先で女性にお菓子配らせることがあるか尋ねました。
「入社1年目の頃はよく頼まれていました。忙しくてそのままにしていたら『まだ配ってくれてないの？』と急かされ、イラッとしたときもありました。お茶くみ同様、若い女性だからと指名するのは正直古いな〜と思います」（20代女性）
「責任者の男性が、事務の女性に『これお土産なんで配っといてください』と手渡しているのは何回か見たことがあります。大した人数もいないのに、自分で配るか、メモでも添えて箱のまま置いておけばいいのにと思いました」（20代男性）
「毎日午後3時に10数人分のコーヒーを淹れる仕事がある。お土産をもらったらそのときに一緒に配る。配りながら仕事の進捗状況が聞けるし、雑談から仕事に役立ったこともある。普段話しかけにくい人ともしゃべるきっかけになる。コーヒーとお菓子配りを利用して仕事を円滑に進められている」（30代女性）
「職場は20人、全員女性です。上司が部下に配らせることはないです。自分で配る人もいるし、休憩室に置く人もいる」（30代女性）
「見たことあるし、やったこともある。お菓子の数が少なく明らかに足りなさそうなとき困った記憶がある」（30代女性）
「自分が見た範囲では、女性がというよりは、その部署の一番下か、お土産を買ってきた人と関係の深い部下が指示されて配っているような印象です」（40代男性）
「女性が配るのは当たり前ということはないように思います。会社宛のもらいものとかであれば誰かが配らないといけないので、そういったパターンがあるかもしれません。性別関係なく若い人が配っていたような」（40代男性）
「男性社員が新人女性に『若い子から配ってもらった方がうれしいから』と菓子折りを渡し、配るよう促しているのを何度も見てきた。あらためて考えると、この言動は古い感覚ですね」（50代男性）
「今までの経験上、男性社員は買って来たお土産を女性社員に配らせるというか、誰か1人に手渡しする傾向にある。1人に渡すと配ってくれると勘違いしているのかもしれない。手渡しするならひと言『お土産買って来たから皆さんでどうぞ』とか『悪いけど配ってくれない？』とか言うべきだと思う」（60代女性）
「昭和時代はそんなこともあった。でも今は時代も変わってるでしょ。最近は年功序列とか関係ない。とにかく一緒に働く仲間に迷惑や心理的な負担をかけたらダメ」（70代男性）
20代男性「渡して回るのは押しつけがましい」
次に、自分が職場にお土産を買ったときはどうしているか聞きました。
「自分で配ります。配りきれないときは共有スペースに置き、『よろしければどうぞ』とメモを添えるのが無難かな」（20代女性）
「全員に渡して回るのも、なんだか押しつけがましいような感じがして…。欲しい人に取ってもらうぐらいの温度感でいいのかなと思っています」（20代男性）
「近くの席の人には直接持って行き、残りはフリースペースの机に置くなどして減るに任せています」（40代男性）
中には、
「不在時、知らない間に机にお菓子が置かれていたりすると、うれしい反面、どこの誰からもらったか分からず困惑する。欲しい人に取ってもらうパターンの方がよいのでは」（40代男性）
「管理職など立場が目に見えて上の人が1個ずつ配るのは本人も受け取る方も心理的抵抗があるのかなと感じなくもありません。そういう意味では、一番下っ端に『配っといて』と任せるのは正解とは言わないまでも、ひとつの解決策ではある気がします」（40代男性）
「そもそもお土産配り文化があまり好きではないです。なぜお土産を職場に配る必要が？と思ってしまいます」（40代男性）
といった意見もありました。
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神戸市内のメーカーに勤務する20代女性は入社以来、お菓子配りを押し付けられていると嘆きます。「他人のお土産を配りながら内心これって仕事なの？といつも感じてます」。職場内で男性が女性にお菓子を配らせる行為、あなたはどう思いますか？
