「侍ジャパン、優勝おめでとうございます! ゆかりの画像? 置いておきます!」
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の結果に日本中が歓喜する中、京阪電車公式ツイッターの投稿に注目が集まっている。
侍ジャパンの世界一が決まった直後、京阪電車の公式アカウントが投稿したのは滋賀と京都の境界付近にある京津線「大谷駅」の写真だ。
侍ジャパンの中心選手として投打で活躍した大谷翔平選手にちなんだものだが、山中にある大谷駅は京阪大津線(京津線と石山坂本線の総称)で乗降客数が最も少なく、特徴を挙げるとすればホームが傾斜していることぐらいのマイナー駅。
米大リーグでも躍進を続ける大谷選手とは月とすっぽんにも思えるが…。
京阪広報に尋ねると、大谷駅を通る800系電車は路面、山岳、地下と3種類のコースを走行する万能車両で、二刀流どころか三刀流の活躍をみせていた。車長当たりの値段は新幹線並みと言うから、名実ともに「メジャー級」の存在なのだ。
京阪電車のツイッター投稿の表示回数は午後6時半の時点で30万回を超え、フォロワーらからは「そちらの大谷さんは勾配やカーブがすごいですよね!」「聖地になるか」「どこやねーーん」などさまざまな反応が出ている。
大谷駅に侍ジャパン効果はあらわれるのか。京阪広報は「あそこは無人駅なので乗降客が増えているかどうかは分からないが、これをきっかけに多くの人に利用してもらえれば」としている。