2歳のお子さんのイヤイヤに日々寄り添うSiroTatsuさん(@oyayubi_titanic)がTwitterに投稿したエピソードに注目が集まりました。
「2歳息子が癇癪起こすと『あいうえおぉぉ!!』とか『しょうぼうしゃぁぁ!!』とか知ってる言葉をやみくもに発して泣き叫ぶんだが、こないだ人出の多い街中で癇癪の際は『道を開けてくださいぃぃ(救急車おもちゃのボタン押すという台詞)』が出てモーゼのように人混みが割れて申し訳なかった」
この投稿に、「単語が毎回可愛くてまだよいですね」「吹きました。可愛すぎる」「その場に居合わせたかった」「2歳のモーゼ 可愛いです~」「息子さんご自身で、落ち着くのにしっくりくる言葉を模索してるんですかね!」と、温かいコメントが寄せられ、SiroTatsuさんも「あの時の私が報われます」と感謝のリプを残しています。
この時の状況についてなど、SiroTatsuさんにお話を聞いてみました。
街中で会う方々が温かい方ばかりで感謝しています
――息子くん、2歳のイヤイヤ期なのですね。
はい、絶賛イヤイヤ期です。2歳になる少し前から癇癪を起こすことが増え始め、2歳4カ月の今では、十数分に1回のペースで何かに腹を立てたり号泣したりして、床に寝転んで大騒ぎします。
――この時は何かきっかけが?
自分が進んで欲しい道と違う方に行ったから、だったと思います。
――うぅ…お察しします。息子くんの叫ぶ声に人混みがザッと割れた、と。
多くの人に気を遣わせてしまって申し訳ない思いと、恥ずかしい思いがごちゃ混ぜでした。
――この時はどのように対処を?
幸い、皆様はその場で暴れ泣きしている子どもと必死で取り押さえている私を見て「子どもがただ叫んだだけで本当に避ける必要はなさそうだ」と理解してくださり、すぐに元通りの人混みに戻りました。子どもはどうにか道の端に移動させ、数分間ご機嫌を取ってなんとか再出発しました。
――おもちゃの台詞が咄嗟に出てくるところがなんとも子どもらしいです。
救急車のおもちゃ、お気に入りなのですが厳密にいうと我が家が所持しているものは音声機能がついていなくて。ボタンを押して喋るタイプのものをYouTube動画で繰り返し見て台詞を覚えたようです。乗り物は本当に大好きで、乗り物のおもちゃで遊んだり、そういった系統のYouTube動画を見たり、外では走る車を見てその名前を指差し大声で叫んだり…といった毎日です。
――日々のイヤイヤや癇癪、本当に大変だと思うのですが、どのようになだめたり対応を? もう何をやっても埒が明かない時もありますよね…。
確かに何をやってもダメな時は多いです…。「ボタンを押して何かが出てくる」というギミックが好きなので、自販機でジュースを買おうかと提案して機嫌を取ったりします。それで落ち着くこともありますが、まだまだボタンを押して買いたいとわがままを言うのを断ると結局癇癪を起こしたりして堂々巡り、ということもあって大変です。
――可愛さと大変さが交互にやってくる育児の真っ最中だと思います。今回のツイートにたくさんの反響がありました。
子どものイヤイヤ期に悩む皆様、健全な発達の過程であると自分に言い聞かせ、どうにかこうにか乗り越えていきましょう。周りの方々はそういった場面に出くわした際は温かく見守っていただけると幸いです。もっとも、これまでの子育て生活において街中で会う方々は温かい方ばかりでとても感謝しています。
◇ ◇
イヤイヤ期、息子くん自身も自分の気持ちと闘っているでしょうし、見守るSiroTatsuさんの心情を考えると、「お疲れさまです…」とちょっと甘いものでも差し出したくなる心境になります。
子どもが癇癪を起こすと親御さんたちはどうしても周りの目や場所を気にしてしまうのが常ですが、周囲には「かわいいな、あんな頃もあったな」「ママもお子さんも頑張って!」と心の中で応援している方もきっと多いはず。小さなお子さんたちの成長のプロセス、社会全体で温かく見守っていきたいですね。