SNSなどで注目を集めている「デート代を男がおごる・おごらない論争」。そこで、東京都・大阪府・愛知県・福岡県に居住する15~59歳の男女464人に「恋人との交際にかかる費用」について調査をしたところ、20代女性の5割弱が「割り勘にしたい」と回答しました。その一方で、「割り勘にしたい」と回答した割合は、年代が高くなるにつれて減少していることが分かったそうです。
マッチングアプリ『Omiai(オミアイ)』を運営する株式会社ネットマーケティング(東京都港区)が、2022年8月にインターネット上にて実施した調査です。
まず、「普段恋人と会う際に、1回のデートで自身が支払う平均的な費用」を教えてもらったところ、20代は男性が「9980円」、女性が「8024円」とその差は「1956円」。30代になると、男性は「1万2240 円」、女性は「7969円」で差分は「4271円」となり、20代の約2.2倍に拡大する結果になりました。
また、「デート費用についての期待」について、「割り勘にしたい」と回答した割合を性・年代別にみると、10代女性で67%、20代女性で48%。一方、10代男性は55%、20代男性は36%という結果になり、若い世代の方が割り勘傾向であることが判明。
30代以降になると、女性が「おごられたい」と回答した割合(30代21%、40代30%、40代44%)は、年代が高くなるにつれ増加傾向に。ちなみに、「デート代のうち食事が占める割合」は、女性の場合は20・30代が45%、50代が52%となり、特に40代女性はデート代のうち食費が69%と最も多くなっていました。
次に、「Xmasや誕生日など特別な日の自身が払うデート費用」について聞いたところ、全年代とも費用は増えており、男性の場合は30・40代で1.5倍以上増、50代は1.4倍増となっていました。
特に、20代男女は、特別な日のデート費がより高額になる傾向にあり、普段恋人と会う際に支払う平均的なデート費と比べると、男性は「9980円→1万8420円」で1.85 倍、女性は「8024円→1万4522円」で1.81倍と約2倍に及んでいることから、20代は誕生日やXmasなどのイベントを大事にしていることがうかがえました。
また、「普段のデートと特別な日のデート費」を年収別にみると、男女ともに年収が上がるにつれデートにかける金額も増額傾向に。なかでも、普段のデートと特別な日にかける金額の差が大きかったのは、年収500万円以上の女性で、普段のデートでは「6504円」なのに対して、特別な日は「2万6850円」に増額するなど、いつものデートと比較して4.12倍も多く支払っていることが分かりました。
さらに、「特別な日のプレゼント費」と「特別な日に期待するプレゼント費」については、年収500万円以上の女性は、プレゼントの期待額は3万2650円と高額で、相手に贈るプレゼントの1.5倍の対価を望んでいることも分かりました。
「期待するプレゼント費」は、男性がすべてのカテゴリーで「9000円未満」なのに対して、学生以上の女性は「1万4000円~3万円以上」という結果となり、年収に限らず女性(学生以外)はプレゼントへの期待値が高いことがうかがえたといいます。